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医療・生命科学を知る人物

生命の仕組みを調べる研究から、医療を支える技術や事業まで。各人物が扱うテーマと活動の背景を、経歴や公開資料から確認できます。研究段階の取り組みと実用化された技術を区別しながら、関心のある領域への理解を深める入口としてお使いください。

人物の経歴と専門性を読む

22人掲載・五十音順。各人物の紹介は公開資料をもとに編集しています。

東京大学大学院薬学系研究科 教授 / 神経科学者

池谷 裕二

神経回路が情報を扱う仕組みを調べる研究者。脳の細胞の活動を観察し、人工知能との接点も研究する。『海馬』などの著書では、記憶や意識についての研究を一般の読者に伝えている。

専門テーマ:神経回路の働き / 脳と人工知能 / 脳科学を伝える

予防医学研究者 / Well-being for Planet Earth 代表理事

石川 善樹

人や社会の豊かさを、データと対話で考える予防医学研究者。財団Well-being for Planet Earthの代表理事を務め、Gallupとの共同研究にも携わる。著書や取材では、多様な価値観と自分で選ぶことを考える。

専門テーマ:豊かさの共同調査 / 価値観と測定の限界 / 仕事と人生の選択

ユーグレナ 代表取締役社長

出雲 充

微細藻類のユーグレナを食品や燃料などに使う会社を共同創業した経営者。東京大学農学部と銀行勤務を経て、2005年に起業した。現在はユーグレナ社長として、研究を事業につなぎ、栄養支援やエネルギーの仕事にも関わる。

専門テーマ:研究と事業の接続 / バイオ燃料の事業 / 社会課題と事業の継続

産婦人科医 / Inaba Clinic 院長 / みんパピ! 代表

稲葉 可奈子

産婦人科医。2024年に渋谷でInaba Clinicを開院し、院長を務める。診療に加え、みんパピ!でHPVに関する情報を伝えてきた。受診の敷居を下げる場づくりと、必要な情報を広く届ける活動に取り組んでいる。

専門テーマ:産婦人科の診療 / 医療情報の伝え方 / 健康と働く場

登山家 / 医師

今井 通子

医師で登山家。大学の山岳部で岩登りを始め、マッターホルン、アイガー、グランドジョラスの北壁を登った。登山の経験を著書や講演で伝え、自然環境への関心を広げてきた。2026年も生涯学習の講演に登壇している。

専門テーマ:登山と岩登り / 自然環境への関心 / 経験を伝える文章と講演

慶應義塾大学理工学部教授 / LIFESCAPES取締役会長 / BMI研究者

牛場 潤一

脳の活動と機械をつなぐBMIを研究する慶應義塾大学教授。脳波と装着型ロボットを用いる研究を進め、大学発企業LIFESCAPESを創業した。2024年には共同開発した医療用BMIの認証と出荷を迎え、研究を製品へつなぐ。

専門テーマ:BMIの研究と開発 / 脳の可塑性と計測 / 大学発企業と製品化

Xiborg代表取締役 / ソニーCSL研究員 / 義足エンジニア

遠藤 謙

人の身体と機械を結ぶ義足の研究に取り組むエンジニア。MITで博士号を取得し、ソニーCSLで研究、Xiborgでスポーツ用義足を開発する。選手、コーチと義肢装具士らと協力し、走るための道具と、使える場所を整える活動を続ける。

専門テーマ:身体と義足の研究 / 競技の現場と共同開発 / 走るための環境づくり

MEDIVA 代表取締役

大石 佳能子

患者の視点から医療や介護の仕組みを考えるMEDIVAの創業者。大阪大学と米国での学び、コンサルティングの仕事を経て、2000年に会社を始めた。医師や現場の人と協力し、診療所や病院、地域の取り組みに関わる。

専門テーマ:医療・介護の事業づくり / 患者の視点と現場の改善 / 地域と暮らしを支える仕組み

生化学者 / mRNA研究者

カタリン・カリコ

mRNAを医療に使う研究に取り組んできた生化学者。ドリュー・ワイスマンとの発見がワクチン開発の基盤となり、2023年にノーベル生理学・医学賞を共同受賞した。大学での研究と、企業での開発の双方を経験している。

専門テーマ:mRNAと塩基修飾 / 基礎研究と開発 / 研究経験を伝える

東京大学先端科学技術研究センター教授 / 小児科医 / 当事者研究者

熊谷 晋一郎

小児科医の経験と自身の身体の経験を、当事者研究へ結ぶ。東京大学先端科学技術研究センターで、困りごとを言葉にし、仲間と考える研究を進める。『リハビリの夜』を著し、依存できる関係と社会の環境を考える活動を続ける。

専門テーマ:当事者研究 / 身体の経験と医療 / 自立と社会の環境

アーティスト / 株式会社Cradle代表

スプツニ子!

映像や装置を使い、技術と社会の前提を問い直すアーティスト。生理マシーン、タカシの場合。や運命の赤い糸を紡ぐ蚕などを発表した。MITでの研究・教育を経て、Cradleを設立し、多様な働き方にも取り組む。

専門テーマ:技術と社会を問う映像・装置 / 科学と物語の共同制作 / 多様性と働く条件

TAZ 代表取締役 / ジーンクエスト 取締役ファウンダー

高橋 祥子

生命科学の研究を社会で使う事業へつなぐ起業家。東京大学大学院の在学中にジーンクエストを創業し、現在はTAZの代表も務める。著書や公開取材では、研究の知識をもとに、自分の意思と選択を考える方法を伝えている。

専門テーマ:生命科学と事業 / 研究とサービスの循環 / 知識を伝える著書と取材

脳科学者 / 東日本国際大学 特任教授

中野 信子

脳科学をもとに、人の悩みや社会での振る舞いを考え、一般向けに伝える研究者。著書や取材に加え、美術と鑑賞にも活動を広げている。大学で教え、アートの制作や公開対話を通じて、自分の見方を問い直すことを考える。

専門テーマ:脳科学を一般に伝える / 美術の鑑賞と問い / 美術の学びと制作

生命誌研究者 / JT生命誌研究館名誉館長

中村 桂子

生命を時間と関係から考える「生命誌」を提唱した研究者。JT生命誌研究館の設立と運営に携わり、現在は名誉館長を務める。研究、展示や文章をつなぎ、生きものとしての人間と、多様な生命のつながりを問いかけている。

専門テーマ:生命誌・時間と関係 / 生命科学と人間 / 研究と展示・文章の表現

京都大学大学院医学研究科 教授 / 理論疫学者

西浦 博

感染症が広がる仕組みを、データと数学のモデルで調べる理論疫学者。海外と日本の大学で研究を重ね、新型コロナの流行時には科学的助言に携わった。京都大学で、健康危機の情報を解析する研究を進める。

専門テーマ:理論疫学 / 健康危機の情報解析 / 科学的助言

生物学者・作家 / 青山学院大学教授 / ロックフェラー大学客員教授

福岡 伸一

『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などを著した生物学者・作家。青山学院大学教授とロックフェラー大学客員教授を務める。生命を問い直す文章や読書の場に加え、2025年の大阪・関西万博では「いのち動的平衡館」を手がけた。

専門テーマ:生命と動的平衡 / 科学・文学・芸術をつなぐ執筆 / 読書の場と展示

東京大学先端科学技術研究センター特任教授 / 全国盲ろう者協会理事 / バリアフリー研究者

福島 智

盲ろう者の立場から、言葉と対話、社会参加の条件を研究する。東京大学先端科学技術研究センターでバリアフリー研究を進め、指点字を通じて周囲と対話する。自身と支援者の記録をもとに、当事者が主体となる研究を考えてきた。

専門テーマ:障害学とバリアフリー / 指点字と言葉の共有 / 当事者が主体となる研究

武蔵野大学 ウェルビーイング学部長・研究科長 / 慶應義塾大学 名誉教授

前野 隆司

機械やロボットの研究から、人の幸福を調べる研究へ活動を広げた工学者。慶應義塾大学でシステムの設計と教育に携わり、現在は武蔵野大学で学部・研究科を率いる。著書や取材では、幸福を考える研究と学びの方法を伝える。

専門テーマ:幸福を調べる研究 / システムの設計と教育 / 知識と体験を組み合わせる学び

慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室 教授 / Co-Innovation University 特別顧問

宮田 裕章

医療や社会のデータを、よりよい選択と仕組みづくりに使う研究者。慶應義塾大学で医療政策を研究し、医療の共同データベースにも携わる。2025年大阪・関西万博ではテーマ事業を担当し、現在は大学づくりにも関わる。

専門テーマ:医療政策とデータ / 個人の豊かさと社会 / 体験と学びの場づくり

宇宙飛行士 / 医師 / 東京理科大学特任副学長

向井 千秋

医師としての経験を持ち、1994年と1998年に宇宙を飛行した宇宙飛行士。飛行士が健康に活動し帰還するための宇宙医学に取り組んできた。東京理科大学で、人が宇宙で暮らすための研究と教育に関わっている。

専門テーマ:宇宙医学 / 宇宙での暮らし / 研究と教育の橋渡し

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長 / 睡眠研究者

柳沢 正史

眠気と睡眠が生まれる仕組みを調べる研究者。米国と日本で研究し、櫻井武らとオレキシンを発見した。筑波大学の睡眠研究拠点を率い、基礎研究と、睡眠を測る技術の事業化に関わっている。

専門テーマ:睡眠・覚醒の仕組み / 研究拠点の運営 / 睡眠の測定と事業化

京都大学iPS細胞研究所 名誉所長・教授 / 公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団 理事長

山中 伸弥

臨床研修と基礎研究を経て、2006年にマウス、2007年にヒトのiPS細胞作製を報告した医学研究者です。細胞を初期化する原理の解明から、再生医療や創薬へ技術をつなぐ研究・組織基盤の整備まで取り組んでいます。

専門テーマ:細胞初期化と多能性 / iPS細胞の作製技術 / 再生医療と創薬への橋渡し

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