KEY PERSON PROFILE
渡邊 淳司
わたなべ じゅんじ / Junji Watanabe

- NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員
触覚を通じたコミュニケーションと、人がよりよく生きるための技術を研究する。NTTの上席特別研究員として、鼓動を手で感じる「心臓ピクニック」や、学校でウェルビーイングを学ぶ方法に取り組む。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員
- その他の役割
- 触覚・ウェルビーイング研究者
- 専門領域
- 触覚とウェルビーイング
- 主な業界
- 情報通信・教育・研究
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
触覚コミュニケーション
振動や質感を用い、言葉や映像だけでは伝えにくい存在感や感情を扱う体験を研究する。
ウェルビーイングの教育
よりよく生きるための態度、判断、行動を学ぶ方法を、学校の授業や活動へ展開している。
スポーツの身体的な翻訳
競技の動きを別の身体動作へ置き換え、目の見えない人と観戦を楽しむ方法を探る。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
渡邊は大学院でバーチャルリアリティを学び、博士論文では眼球運動と光の残像を研究した。博士課程の後に触覚へ進み、振動や質感を介して人の存在を感じる体験を探ってきた。ダンス公演の映像技術を支えた経験も、言葉にならない間や配置への関心に生きているのではないかと回想する。研究は「心臓ピクニック」やスポーツの身体的な翻訳へ広がり、近年は学校の学びをウェルビーイングの視点で捉え直す方法を提案。2025年に共著を刊行した。感覚の仕組みを調べる専門性を、人と人が関わる場の設計へつなげている。
年表
VRと人間の感覚を学ぶ
人間の心と技術の関係を調べるため、バーチャルリアリティの研究室を選んだと回想する。
眼球運動と残像を研究
固定された点滅光の前で目が動くと像が現れる現象を、博士論文の対象にした。
触覚の研究へ進む
視覚の研究から触覚へ移った。触覚による存在感には自分の直感が働いたと説明している。
触覚の研究を書籍にまとめる
『情報を生み出す触覚の知性』を化学同人から刊行した。現在の公式サイトに初版と増補版が記載される。
見えないスポーツ図鑑を共著
伊藤亜紗、林阿希子と共著を刊行。身体の動きを別の動きへ変えるスポーツの「翻訳」を扱う。
- 転機
万博で振動によるやり取り
大阪・関西万博の会場などを結ぶ「ふれあう伝話」に関わった。叩いた振動が会話のきっかけになると翌年の対談で説明した。
ウェルビーイングを考える → 学校で実践する方法へ
- 転機
教育現場向けの共著を刊行
平真由子、横山実紀と『ウェルビーイング・コンピテンシー』を刊行。学校での実践方法をまとめた。
ウェルビーイングを考える → 学校で実践する方法へ
学校の学びと研究の関わりを語る
2月号の記事で、既存授業を捉え直す教育実践と、研究者同士をつなぐ活動について説明している。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
心臓ピクニック
自分や相手の心拍に合わせて振動する箱を手で持つワークショップ。拍動を触覚で共有する。
見えないスポーツ図鑑
伊藤亜紗、林阿希子との共著。スポーツの身体的な翻訳を、体験の方法として紹介する。
ウェルビーイング・コンピテンシー
平真由子、横山実紀との共著。学びの現場へウェルビーイングを取り入れる方法を整理した。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸触覚を手段に、人と共にいる体験や関わり方を考える。
伝えるのは刺激だけではない
本人の発言・行動2026年4月の対談で、触覚は人と共にどうあるかを研究するための手段だと説明した。
編集部の読み刺激の再現精度に加え、相手との関係がどう始まるかを見る研究として読める。
新しい授業を足すだけにしない
本人の発言・行動2026年2月号の取材記事で、国語の登場人物の気持ちを問う授業などに、ウェルビーイングの視点を加える例を挙げた。
編集部の読み理念を伝えるだけでなく、現場の授業時間や仕事量を踏まえて実践方法を考えている。
自分の専門だけで完結しない
本人の発言・行動同じ取材で、NTTと東京大学の社会連携講座では研究者をつなぐ立場でも関わると説明した。
編集部の読み専門性を持つことと、他者の力を組み合わせることを両立させる姿勢が見える。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。


