KEY PERSON PROFILE
山中 俊治
やまなか しゅんじ / Shunji Yamanaka

- デザインエンジニア
工学と表現を行き来するデザインエンジニア。日産自動車から独立し、Suicaの改札機や義足、ロボットなどの開発に関わる。東京大学生産技術研究所特任教授として研究と教育を続け、試作品を展示や著書でも伝えている。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- デザインエンジニア
- その他の役割
- 東京大学生産技術研究所特任教授
- 生年
- 1957年
- 出身
- 愛媛県
- 学歴
- 東京大学工学部産業機械工学科卒業
- 専門分野
- デザイン・エンジニアリング
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
デザインとエンジニアリング
機械工学の知識と表現を生かし、Suicaの改札機から、研究の試作品まで関わる。
ロボット・義足と試作
CanguRoや義足の制作で研究者・義肢装具士と協働し、形、動きと作り方を試している。
観察・スケッチとデザイン教育
『だれでもデザイン』などを通じ、観察し、描き、手を動かしてアイデアを伝える方法を教える。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
山中は東京大学で機械工学を学ぶ一方、漫画を描く表現にも取り組んだ。両方を生かす仕事として工業デザインを知り、日産自動車で車のデザインを始める。独立後はカメラや時計、改札機など用途の異なる製品を手がけた。研究者との協働から、ロボットや義足、3Dプリンターを用いた試作品にも活動を広げる。大学では、工学と表現の間を行き来できる人を育てようとしている。実際に使う製品と、実現を探る試作品を区別しながら、形や動きから技術の可能性を考える経歴である。
年表
大学卒業、日産自動車へ
東京大学を卒業し、日産自動車のデザインセンターで働き始めた。
- 転機
フリーのデザイナーとして独立
企業内での仕事から、複数の相手と協働する活動へ移った。
日産でのカーデザイン → 多用途の製品のデザイン
独立し、異なる製品や相手と仕事をする活動へ広がった。
デザイン事務所を設立
リーディング・エッジ・デザインを設立した。
- 転機
改札機やロボットの仕事
SuicaのICカード自動改札システム、ロボットCyclopsなどの仕事に関わった。
工業製品のデザイン → 研究者との試作品づくり
製品と並行して、ロボットなど技術の可能性を探る協働にも取り組んだ。
慶應義塾大学教授となる
2012年まで大学で研究と教育に携わった。
『だれでもデザイン』を刊行
中高生への授業をもとに、観察と制作の方法を伝える著書を刊行した。
東京大学特別教授となる
教授としての在職期間を経て、特別教授となった。
- 転機
「未来のかけら」展に関わる
科学とデザインの試作品を紹介する展覧会のディレクターを務めた。
大学での研究と展示 → 広い来場者へ試作品を伝える
研究の成果と新しい協働を、科学とデザインの展覧会へつないだ。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
SuicaのICカード自動改札システム
カードをかざす面の形状など、人が新しい技術を使う際の動作を考えるデザインに関わった。
経歴の該当項目へ移動 →ロボット・義足の共同開発
Cyclops、CanguRo、3Dプリンター製の義足など、研究者や義肢装具士との協働で形と動きを探る。
経歴の該当項目へ移動 →だれでもデザイン 未来をつくる教室
2021年の著書。観察、スケッチと手を動かす授業を通じ、ものをつくる方法を伝える。
経歴の該当項目へ移動 →未来のかけら: 科学とデザインの実験室
2024年の展覧会。研究者とクリエイターの協働による、製品化を前提としない試作品も紹介した。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸工学と表現の両方から、まだ形になっていない可能性を試す。
異なる方法を持つ人と、価値を探る
本人の発言・行動2024年の大学の講演記録では、科学者と表現者の言葉や価値の捉え方が異なることを説明し、対話から共同の価値を見つける過程を語った。
編集部の読み編集部は、専門の違いを簡単に一つへまとめず、互いの方法を理解しながら形を試す姿勢と読む。試作品をすべて実用化された成果にはしない。
つくりたいものから、専門の枠を越える
本人の発言・行動2025年のPLATの取材では、特定の専門だけに自分を縛らず、欲しいものや実現したいことに応じて、領域を行き来するデザイナーのあり方を語った。
編集部の読み編集部は、専門の知識を持ちながら、目的に合わせて隣の領域へ動く方法と読む。専門家の力を不要とする主張にはしない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
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