KEY PERSON PROFILE
宇野 常寛
うの つねひろ / Tsunehiro Uno
- 批評家
批評誌PLANETSとモノノメを編集する批評家。文学やアニメの分析から、情報が消費される速さやSNSの相互評価を問う仕事へ広がった。紙の雑誌や読者の学びの場をつくり、庭プロジェクトでは都市の空間も考えている。
出典 5件
基本情報
- 主な役割
- 批評家
- その他の役割
- PLANETS・モノノメ 編集長
- 現在の仕事
- 批評家/PLANETS・モノノメ編集長
- 発信の形
- 著作、雑誌、ウェブマガジン、読者コミュニティー
- 近年の取り組み
- 都市のあり方を考える庭プロジェクト
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
作品から社会を考える批評
文学やアニメ、ゲームなどの作品を分析する著作を持ち、文化や情報社会を論じている。
雑誌とウェブマガジンの編集
PLANETSやモノノメを編集し、紙とウェブそれぞれの形で、読者が考えるための場を運営している。
複数の領域をつなぐ企画
五輪への対案や庭プロジェクトで、都市・建築・文化などの専門家と一緒に問いを考える活動を行う。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
2008年に『ゼロ年代の想像力』を刊行し、文学やアニメなどの作品を通じて時代を論じた。批評誌PLANETSでは2015年、東京五輪への対案をつくる企画を手掛ける。2020年には『遅いインターネット』と同名のウェブマガジンを通じ、読む・書く時間を取り戻す活動を進めた。2021年に紙の雑誌『モノノメ』を創刊。2023年には都市の空間から考える庭プロジェクトを始める構想を公表した。現在も批評と編集を続け、2026年8月には研究会のメンバーと京都市を訪れている。
出典 6件
年表
『ゼロ年代の想像力』を刊行する
文学、アニメ、ゲームやテレビドラマを論じる評論を刊行し、作品を通じて2000年代の想像力を考えた。
- 転機
東京五輪への対案を編集する
PLANETS vol.9で、研究者や作家を集めて都市や文化の案を考えたと渋谷文化プロジェクトの取材で説明した。
五輪への批判的な問題意識 → 文化や都市の具体案を考える編集企画
本人は、都市開発や文化を別々に扱うのではなく、総合的な日本の将来像を描きたかったと話している。
遅いインターネットの活動を進める
同名の著書とウェブマガジン、読む・書く技術を共有する活動を展開した。
- 転機
紙の雑誌『モノノメ』を創刊する
都市を特集した創刊号を制作。SNSの相互評価から距離を取れる読書の時間を目指したと話す。
ウェブでの発信と学びの活動 → 紙の形と流通も使うメディア運営
情報を届けるだけでなく、読者がどんな環境で読むかに働きかけるための選択として説明している。
- 転機
庭プロジェクトの構想を公表する
自身の文章で、都市や公共空間を通じて、プラットフォームの影響から相対的に自由になれる場を考えると記した。
人が読む・書く力を養う活動 → 都市や公共空間の条件を考える研究会
本人は、過去の五輪対案の企画を振り返り、非日常の大きな催しから日常の暮らしへ考える場所を移したと説明した。
『庭の話』を刊行する
講談社から『庭の話』を刊行。プラットフォームと人間の関係を、公共空間の構想へつなげた著作。
庭プロジェクトで京都を視察する
京都市は、宇野ら研究会メンバーが崇仁エリアを視察し、市長と意見交換したことを記録している。
著書・連載・番組
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
『ゼロ年代の想像力』
文学やアニメなどの作品を通じ、2000年代の想像力を論じた評論。単行本は2008年、後に加筆した文庫版も刊行された。
『モノノメ』
宇野が責任編集する紙の雑誌。創刊の意図は公式サイトと本人対談で確認した。
庭プロジェクト
建築家やケアの専門家、デベロッパー、官公庁職員らが参加し、都市や公共空間の条件を考える有志の研究会。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸人からどう見られるかを競うだけでなく、作品や物事そのものに向き合える時間と場所をどうつくるか。批評を書くことと、雑誌や学びの場を運営することを行き来している。
雑誌は、答えの前に見る切り口を渡せる
本人の発言・行動2022年の対談で、『モノノメ』は確証を持てないが気になるものも取り上げ、世界を見る視点を提供する雑誌だと説明した。
編集部の読み批評を完成した主張の提示だけで捉えず、読者が観察を始めるための編集としても読む手掛かりになる。未確定の関心を確定的な結論へ置き換えない。
否定するだけでなく、別の案をつくる
本人の発言・行動2015年の取材で、東京五輪に批判的だからこそ、専門家を集めて建設的な案を出そうとした経緯を語った。
編集部の読み賛否の表明と、異なる将来像を具体的に組み立てる仕事の間に、宇野が編集の役割を置いていたと読める。提案が政策として実現したという意味ではない。
人の訓練に加え、場所の条件を考える
本人の発言・行動2023年の本人の文章では、庭プロジェクトを、人に読む力を養ってもらう活動とは異なる、環境へのアプローチとして位置づけた。
編集部の読み関心は批評の対象だけでなく、それに向き合える空間へ及んでいる。研究会の参加者や自治体との協働を、宇野一人の成果へ置き換えずに見たい。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
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