KEY PERSON PROFILE
藤井 一至
ふじい かずみち / Kazumichi Fujii
- 土壌学者
土を掘り、鉱物や微生物、物質の循環を調べる土壌学者。2025年から福島国際研究教育機構で研究ユニットを率いる。現場で得る違いを大切にし、森林から水田へ研究の対象を広げている。
出典 5件
基本情報
- 主な役割
- 土壌学者
- その他の役割
- 福島国際研究教育機構 ユニットリーダー
- 出身
- 富山県
- 生年
- 1981年
- 学位
- 博士(農学)
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
土壌生成と物質循環
所属機関は土壌生成、土壌酸性化、生物間相互作用、物質循環などを研究キーワードに挙げる。土が変化する仕組みを調べている。
現地で掘る土壌調査
寒冷地から熱帯まで土を採取して調べる。タイの調査では、土の性質とともに農家の水や肥料の使い方にも話を広げた。
土壌の発達を促す研究
現在の研究ユニットでは、土壌の物質循環や回復の仕組みを活用し、環境負荷や費用を抑える農業を目指している。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1981年富山県生まれ。京都大学大学院の博士課程を修了し、博士(農学)を取得。2011年に森林総合研究所へ移り、のちに主任研究員となった。寒冷地から熱帯まで土を採取して調べ、2015年に『大地の五億年』、2018年に『土 地球最後のナゾ』を刊行。2024年末には『土と生命の46億年史』を発表した。2025年3月、福島国際研究教育機構へ移り、土壌ホメオスタシス研究ユニットを率いる。森林と田畑の両方を研究し、土壌の発達を速める方法を探る。
年表
富山県に生まれる
富山県生まれ。本人は幼いころ石に親しんだ経験を、土を研究するまでの話の中で挙げている。
京都大学で博士課程を修了する
京都大学大学院で学び、博士(農学)を取得した。土壌学や物質循環などを研究分野とする。
森林総合研究所へ移る
京都からつくばの森林総合研究所へ移った。本人は2025年の異動時に、同研究所での14年間を振り返った。
『大地の五億年』を刊行する
土をテーマにした著書『大地の五億年』を刊行。研究で得た土の知識を、一般向けの文章でも伝えてきた。
『土 地球最後のナゾ』を刊行する
光文社新書から、土を扱う著書を刊行。研究と並んで一般向けの執筆を行っている。
『土と生命の46億年史』を刊行する
12月26日に講談社ブルーバックスの紙版が発売。土と生命の関係や、土を作る研究を扱う。
- 転機
森林総合研究所を退職する
2月28日の本人の文章で退職を報告。研究対象を森林に限らず、水田へ広げたい思いも記した。
森林を中心とした研究環境 → 水田も対象とする新ユニット
本人は、水田を調べたい思いと、新たな研究環境をつくる可能性を挙げた。
- 転機
F-REIで研究ユニットを率いる
福島国際研究教育機構の土壌ホメオスタシス研究ユニットリーダーに着任。土壌創製を目指す研究を進める。
森林を中心とした研究環境 → 水田も対象とする新ユニット
本人は、水田を調べたい思いと、新たな研究環境をつくる可能性を挙げた。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
土壌ホメオスタシス研究ユニット
F-REIで率いる研究ユニット。土壌の回復機構や土壌創製を通じて農業に役立てる研究を目指す。
土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る
講談社ブルーバックス刊。土と生命の歴史や、土を作る研究を扱う一般向け著書。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸現場で掘り、使う人に聞くことで、土をめぐる説明を確かめ直す。
平均的な説明から外れる現場を見る
本人の発言・行動2024年の取材を転載したXDの記事で、既存のデータに加え、自分で掘る調査の意味を語った。タイでは農家の話から、土の評価だけでは見えない条件も知ったという。
編集部の読みデータを使うことと現地へ行くことを、対立する方法として扱わず、説明を確かめるために組み合わせている。
土が育つ過程を速めたい
本人の発言・行動2025年7月の番組取材では、除染後に山砂を入れた水田を例に、土壌の回復に関わる研究を説明した。長い時間のかかる土壌の発達を速めることを目指している。
編集部の読み土の成り立ちを調べる知識を、農地で使える土を育てるという、これからの研究課題につなげている。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
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