KEY PERSON PROFILE
磯野 真穂
いその まほ / Maho Isono
- 文化人類学者
身体や食の経験を社会との関係から調べる文化人類学者。東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。トレーナー志望から研究へ進み、長期の聞き取りと大学外の講座を通じて、人類学の見方を伝える。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- 文化人類学者
- その他の役割
- 東京科学大学リベラルアーツ研究教育院 教授
- 専門領域
- 文化人類学・医療人類学・身体と社会・食をめぐる経験・大学外の人類学講座
- 主な業界
- 研究・教育・出版
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
身体と社会の関係を調べる
身体や食をめぐる経験を、生活や社会との結びつきから考える。文化人類学・医療人類学を専門に研究と教育を行う。
長期の聞き取り
博士研究では同じ人に数年かけて話を聞いた。人々が食べる経験をどう捉えているか、その経験に即して考えた。
大学外の人類学講座
ANTHROで講座や読書会、ワークショップを行う。相手の世界に近づく質問の仕方などを学ぶ企画も案内している。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
長野県安曇野市出身。けがをした選手を支えたいとトレーナーを志し、早稲田大学でスポーツ科学を学んだ。米国留学中に、相手の生活の場で研究者が学ぶ文化人類学に出会い、専攻を変更。修士課程でのシンガポール調査、帰国後の就業を経て、早稲田の博士課程では同じ人に長く話を聞く方法を採った。大学教員として働いた後、2020年から4年間在野で活動。2024年4月に東京工業大学へ着任し、現在は統合後の東京科学大学で教授を務める。
年表
トレーナーを志す
空手の部活動で、けがにより力を発揮できない選手を見た経験から、支える仕事に関心を持った。
運動生理学から人類学へ移る
早稲田大学卒業後に米国で学び、文化人類学へ専攻を変更。身体への問いを別の方法から考え始めた。
シンガポールで調査する
摂食障害をテーマにフィールドワークを実施。受け入れ先探しに苦労し、医師とのつながりから調査を進めた。
早稲田大学で博士号を取得する
帰国後の就業を経て博士課程へ進学し、日本での調査を続けた。取得学位は博士(文学)。
国際医療福祉大学大学院で働き始める
講師として着任し、2019年には准教授に。2020年3月まで同大学院で研究・教育に携わった。
在野での研究と講座へ
大学の職を離れ、2024年3月まで在野で活動。働く人に向けたオンライン講座などを行った。
- 転機
大学着任後も外へ開く活動を続ける
4月に東京工業大学へ着任。現在の東京科学大学で教授を務めながら、ANTHROの活動も継続している。
4年間の在野での活動 → 大学と大学外の活動の継続
大学の職を得たことを、学外の人たちとの学びを終える理由にはしなかった。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
なぜふつうに食べられないのか
博士論文をもとに、食べる経験と社会の関係を扱った著書。春秋社から刊行。
からだのシューレ
身体と食と社会について考える、林利香と始めたワークショップ。
応用人類学研究所ANTHRO
講座や読書会など、人類学を大学の外へ開く活動の場。大学着任後も継続している。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸研究者の側で答えを先に決めず、相手の暮らしから身体と社会の関係を考える。
相手の経験を聞く時間
本人の発言・行動2021年の本人取材では、博士研究の対象を絞り、同じ人に3年半から4年話を聞いたと説明した。1、2回の聞き取りでは十分にわからないと考えたためだという。
編集部の読み繰り返し話を聞く中で、研究者自身の理解を変える余地を残している。
日常で使う人類学
本人の発言・行動2024年の大学インタビューで、働く人向けの講座から、人類学の視点が社会の状況を見渡す助けになると感じたと語った。学外への活動も続けたいと述べている。
編集部の読み研究成果を知識として渡すことに加え、受講者が自分と社会との関係を考える方法として届けようとしている。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。

