KEY PERSON PROFILE
藤原 辰史
ふじはら たつし / Tatsushi Fujihara
- 歴史学者
食と農の歴史を研究する京都大学教授。国家間の関係を学ぶうちに、暮らす人の顔が見える歴史へ関心を移した。台所や給食、農業機械を調べ、食べる行為と社会の仕組みのつながりを考えている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 歴史学者
- その他の役割
- 京都大学人文科学研究所 教授
- 出身
- 北海道旭川市
- 学歴
- 京都大学総合人間学部
- 生年
- 1976年
- 育った地域
- 島根県横田町(現・奥出雲町)
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
食と農の歴史
農業政策、食料、飢餓などを手掛かりに、暮らしと制度、技術の関係がどのようにできたかを研究する。
台所と農業機械の歴史
食べ物の生産と消費を別々にせず、台所や農場、冷蔵庫や農業機械を同じ枠組みで考える研究を掲げる。
食事の場と縁食
孤食ほど孤立せず、共食ほど強い結びつきを求めない食の形を縁食と呼び、歴史を記述する概念として用いる。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1976年に旭川市で生まれ、島根県横田町で育った。京都大学では国際関係に関心を持ったが、人々の暮らしを掘り下げる歴史研究に出会い、ナチスの農業政策を卒論の題材に選んだ。1999年に総合人間学部を卒業し、2002年に大学院を中退して人文科学研究所助手に。2009年から東京大学で講師を務め、2013年に京都大学人文科学研究所准教授となった。現在は同研究所教授。『給食の歴史』『縁食論』などで、制度と生活の関係や、食事の場のあり方を考えている。
年表
旭川市に生まれ、島根で育つ
北海道旭川市に生まれ、島根県横田町で育った。農村での生活を研究の背景として本人が語る。
京都大学を卒業
京都大学総合人間学部を卒業。大学時代にナチスの農業政策を卒業論文のテーマにした。
人文科学研究所の助手へ
大学院を中退し、同年11月から京都大学人文科学研究所の助手を務めた。
東京大学の講師となる
6月に東京大学大学院農学生命科学研究科の講師となり、2013年3月まで在籍した。
縁食論を刊行
孤食と共食の間にある食事の形を考える『縁食論』を刊行。現在も縁食を研究上の概念に用いる。
教授として食と農の研究を続ける
京都大学人文科学研究所教授として在籍。研究活動データベースには同年の論考や編著の業績が掲載される。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
給食の歴史
学校給食を扱った岩波新書。本人の研究室の著作一覧で刊行情報を確認。書籍全編は未読。
縁食論――孤食と共食のあいだ
孤食と共食の間にある食の形を扱う著書。ミシマ社の書誌で2020年11月20日発刊と確認。書籍全編は未読。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸食べる人の暮らしから、政策や技術の歴史を捉え直す。
小説も手掛かりに、史料で確かめる
本人の発言・行動2016年の大学広報で、伊藤永之介の小説と同時代の記録、物価、制度を照合して読む方法を説明し、自分は残された史料から事実を探る歴史家だと述べる。
編集部の読み統計のまとまりでは捉えにくい一人の暮らしを探りつつ、文学の描写と歴史的な事実の区別を保とうとしている。
食べる場を家庭の外にも開く
本人の発言・行動2016年の本人取材で、子どもの食の問題を母親だけの責任にせず、共同の空間で食べられる場など、家庭以外の選択肢を増やす考えを話す。
編集部の読み食の問題を個人の努力へ閉じず、食事を支える場所や関係をどう作るかという問いとして扱っている。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。

