KEY PERSON PROFILE
山田 由梨
やまだ ゆり / Yuri Yamada
- 作家・演出家・俳優
劇団「贅沢貧乏」を主宰し、全作品の作・演出を担う。稽古と本番を同じ場所で行うため家を借り、そこに残された物からも物語を作ってきた。演劇のほか、ドラマ脚本やエッセイでも日常と社会の関わりを描いている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 作家・演出家・俳優
- その他の役割
- 贅沢貧乏 主宰
- 生年
- 1992年
- 出生地
- 東京都
- 旗揚げ
- 2012年、立教大学在学中に贅沢貧乏を設立
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
場所の条件を使う演劇
家やアパートを借りて稽古と上演を行い、その場にある物や空間から作品を発想する。贅沢貧乏の作・演出を担っている。
ドラマの脚本と監督
NHK『作りたい女と食べたい女』などの脚本を担当。WOWOW『にんげんこわい』では脚本と監督にも携わった。
舞台から文筆への表現
小説やコラムも執筆し、2025年に初のエッセイ集を刊行。舞台、映像、文章それぞれの形式で表現を続けている。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1992年東京都生まれ。子役を経験し、高校の文化祭では演技だけでなく演出や振付にも取り組んだ。立教大学で映画や演劇を学び、2012年にひとり芝居から贅沢貧乏を旗揚げ。2014年には家やアパートで創作・稽古・上演するプロジェクトを始めた。2019年初演の『わかろうとはおもっているけど』は2022年にパリでも上演。2020年からドラマ脚本にも活動を広げ、『作りたい女と食べたい女』を担当した。公演中止を経験した時期には、互いの生活を支え、無理なく続ける劇団のあり方も考えたと話す。
年表
東京に生まれる
1992年東京生まれ。子役として活動した後、高校の文化祭でさまざまな役割を担って演劇を作った。
- 転機
贅沢貧乏を旗揚げする
立教大学在学中、ひとり芝居『スーパーミラー』を上演。仲間と次の作品を作り、劇団の活動が続いていった。
大学での個人の創作 → 仲間と続ける劇団の活動
本人は、次も一緒に作ろうと言ってくれる人がいたことが、書き続ける理由だったと話す。
- 転機
家を借りて創作と上演を行う
一軒家やアパートを長期に借りる「家プロジェクト」を始める。稽古と上演を同じ場所で行う環境を作った。
小劇場での公演 → 家を借りた創作・稽古・上演
稽古と本番の環境を近づけ、日程や上演期間も自分たちで組みたいという具体的な必要があった。
『フィクション・シティー』を上演する
何もない劇場への戸惑いを受け、劇場で演劇を上演することをテーマにした作品を東京芸術劇場で発表した。
『わかろうとはおもっているけど』を初演する
男女の性差や平等、理解のすれ違いを扱う作品を初演。会話とフィクションの仕掛けで、日常にある問題を舞台にした。
- 転機
ドラマ脚本の仕事を始める
『女子高生の無駄づかい』第4話でドラマ脚本デビュー。同年の『17.3 about a sex』でも脚本を担当した。
公演を増やす目標 → 互いの生活と継続を考える活動
本人は、上演予定がなくても集まって試行錯誤できる場に、劇団の価値を感じたと説明している。
パリ公演とNHKドラマの脚本に取り組む
『わかろうとはおもっているけど』がパリで上演された。同年、『作りたい女と食べたい女』の脚本も担当した。
『作りたい女と食べたい女』続編を担当する
NHKドラマの続編全20話の脚本を担当。舞台の作・演出と並行して、映像や音声の脚本にも携わっている。
初のエッセイ集を刊行する
11月、KADOKAWAから『ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち』を刊行。文筆にも表現を広げた。
演出と創作についての対話を続ける
『パッシング・バイ』のリーディング公演で演出を担当。公開対談では観客に伝えるための構成を語った。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
家プロジェクト(uchi-project)
一軒家やアパートを長期に借りて、創作・稽古・上演を行う贅沢貧乏のプロジェクト。
わかろうとはおもっているけど
性差や平等、理解のすれ違いを扱う作品。2022年にはパリでも上演された。
作りたい女と食べたい女
NHK夜ドラのシーズン1全10話とシーズン2全20話で脚本を担当した。
ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち
KADOKAWA刊の初エッセイ集。日々の生活や休み方、自分との付き合い方をつづる。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸人物がそう話すまでの背景を考え、観客が自分の生活から社会との関わりを見つめ直せる演劇を作る。
登場人物の発言には背景がある
本人の発言・行動2025年の取材で、主人公が言われたくないことを話す人物にも、そう考えるまでの経緯や信念があるため、それを掘り下げる必要があると語った。
編集部の読み登場人物を賛成か反対かで配置するだけでなく、考えが形成された背景まで書くことが、会話のすれ違いを描く手掛かりになっている。
関心のない観客にも届く構成を考える
本人の発言・行動2026年の対談で、社会の問題に対する怒りをそのまま出しても観客には受け取られないため、物語の構成や主人公の造形で段階を作る必要があると話した。
編集部の読み問題意識を示すことに加え、観客がどこから作品に入るのかを考える演出・脚本の仕事が見える。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
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