KEY PERSON PROFILE
俵 万智
たわら まち / Machi Tawara

- 歌人
日常の言葉や感情を短歌にする歌人。早稲田大学で佐佐木幸綱に出会い、高校の国語教諭を務めながら『サラダ記念日』を刊行した。歌集、エッセイ、選歌を通じて、言葉を選び、人に届く形へ整えることを考え続ける。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 歌人
- 出身
- 大阪府
- 学歴
- 早稲田大学第一文学部
- 専門領域
- 短歌と言葉・作歌・読書・日常の言葉
- 主な業界
- 出版・教育
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
日常を短歌にする
普段の言葉や小さな出来事を、短歌の定型へまとめる。特別な経験がなくても作れるという魅力を本人は語っている。
読者へ届く言葉を選ぶ
詠みたい気持ちを大切にしながら、料理の名前や日付、音の響きを選ぶ。読む人にどう届くかまで考え、作品を整える。
作品と実体験の違い
『サラダ記念日』の表題歌では、料理や日付を言葉の響きに合わせて変えたと説明する。歌をそのまま実録と見なさない手掛かりになる。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1962年、大阪府生まれ。14歳で福井へ転校し、方言の違いから言葉を意識したと振り返る。早稲田大学で佐佐木幸綱の授業と歌集に出会い、作歌を始めた。1985年に第一文学部を卒業し、神奈川県立橋本高校で4年間、国語教諭を務める。1986年に「八月の朝」で角川短歌賞を受賞。翌年の第一歌集『サラダ記念日』が広く読まれ、対談やエッセイなどにも仕事が広がった。以後も歌集と評論を発表し、2023年に第七歌集『アボカドの種』、2025年に言葉をめぐる論考『生きる言葉』を刊行している。
年表
大阪府に生まれる
大阪府生まれ。14歳で福井へ転校し、自分の話す言葉を意識する経験になったと語る。
佐佐木幸綱の授業で短歌に出会う
授業をきっかけに歌集を読み、現代の生活を表現できるものとして短歌を作り始めた。
- 転機
角川短歌賞を受賞
50首からなる作品「八月の朝」で第32回角川短歌賞を受賞し、歌集刊行へつながった。
教員として短歌を作る → 歌集を通じて読者に会う
個人の作歌が、一冊の本を介して未知の読者や書き手との対話へ広がった。
第一歌集を刊行、受賞へ
1987年に『サラダ記念日』を刊行。翌年、同歌集で第32回現代歌人協会賞を受賞した。
- 転機
第七歌集を刊行
『アボカドの種』を刊行。本人は後の取材で、明るい感情だけではない歌を残す過程も語った。
明るい感情を中心に詠む → 迷いのある歌も残す
自分が届けたいものと、読者が受け取るものの違いを確かめた経験として読める。
言葉をめぐる論考と活動
2025年に『生きる言葉』を刊行。2026年にも長編取材で作歌を語り、既刊歌集の文庫新装版も出ている。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
サラダ記念日
高校の国語教諭を務めていた時期に刊行した第一歌集。翌年に現代歌人協会賞を受賞した。
アボカドの種
第七歌集。作者は取材で、明るい感情だけではない歌も収める判断について振り返っている。
生きる言葉
恋愛や歌会、SNS、AIなど、さまざまな場面の言葉を考える論考。歌集とは異なる形式の著書。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸身近な経験や小さな感情を、日常の言葉で受け止め、読者へ届く表現に整える。
自分が詠みたいものを、人に届く形へ
本人の発言・行動2026年の取材で、まず自分が詠みたい気持ちを大切にし、その上で読む人が面白いと思える形にする目も必要だと語る。
編集部の読み感情をそのまま記録することと、作品として言葉を選ぶことを行き来していると読める。
自分の言葉を、外から知る
本人の発言・行動2025年の取材で、大阪から福井への転校時に、自分が大阪弁を話していると初めて意識したと回想する。新しい土地の言葉を覚えると友人が喜んだとも語った。
編集部の読み言葉を個人の中にある道具にとどめず、相手との距離や関係の中で捉える入口があった。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。


