KEY PERSON PROFILE
小倉 ヒラク
おぐら ひらく / Hiraku Ogura

- 発酵デザイナー
発酵を、食品だけでなく地域の文化や暮らしから伝えるデザイナー。東京農業大学で醸造を学び、著書や展覧会を制作してきた。下北沢の「発酵デパートメント」を運営し、各地の生産者と食べる人をつないでいる。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 発酵デザイナー
- その他の役割
- 発酵デパートメント オーナー
- 専門領域
- 発酵文化・デザイン
- 主な業界
- 食文化・デザイン・小売
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
発酵文化の調査
各地の醸造家や地域を訪ね、微生物の働きと土地の食文化を、書籍や展示へまとめている。
デザインによる伝え方
発酵をテーマにした歌やアニメ、商品づくり、ワークショップなど、対象に合わせて表現の方法を選ぶ。
食品を届ける店づくり
発酵デパートメントで、食品の販売と飲食、学びの機能を組み合わせ、生産者と食べる人の接点をつくる。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
小倉は早稲田大学で文化人類学を学び、企業でデザインの仕事を経験した後、2010年に独立した。山梨の五味醤油と味噌の歌やアニメを制作し、発酵関連の仕事が増える中、東京農業大学の研究生として醸造を学び直した。2017年の『発酵文化人類学』、2019年の全国の発酵食品を集めた展覧会を経て、2020年に発酵デパートメントを開く。生産者へ企画を提案するだけでなく、仕入れと販売まで担う場を持った。2026年にはスイスでの講演を本人サイトで報告。デザインの表現から、調査、展示、買い物の場へと伝え方を広げている。
年表
文化人類学を学ぶ
早稲田大学の文学部で文化人類学を学んだ。本人は、フィールドワークの知識が後のデザインの仕事で役立ったと振り返る。
デザイナーとして独立
企業でのデザイン業務を経て独立。地方の一次産業や生態系に関わる調査・デザインの仕事を経験した。
手前みそのうたを公開
山梨県の五味醤油の五味仁・洋子兄妹と、味噌をテーマにした歌を制作。2011年11月の公開が取材記事に記される。
- 転機
醸造を学び直す
東京農業大学の研究生となり、「発酵デザイナー」を名乗る。深く知らずには語れないと感じたことを後の取材で説明した。
発酵の表現をつくる → 醸造の仕組みも学ぶ
発酵文化人類学を刊行
微生物と人の暮らし、地域文化を結び付けて伝える著書『発酵文化人類学』を刊行した。
全国の発酵を集めた展覧会
渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMで、47都道府県の発酵食品を紹介する展覧会を開催。『日本発酵紀行』も刊行した。
- 転機
発酵デパートメントを開く
下北沢のBONUS TRACKに店を開き、食品の販売、飲食、ワークショップを組み合わせた。
商品企画を提案する → 自分たちで販売も担う
スイスでの講演を報告
本人サイトでチューリッヒ工科大学での講演を報告。日本の発酵文化を、制限・地域性・時間という三つの視点から紹介した。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
手前みそのうた
五味醤油の五味仁・洋子兄妹と制作した歌。味噌や発酵をアニメやダンスで伝える。
発酵文化人類学
地域の暮らしと発酵の関係を伝える著書。デザインや調査で取り組んだ内容をまとめた。
発酵デパートメント
下北沢に開いた店。グロッサリー、飲食、ワークショップの三つの機能を組み合わせる。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸発酵食品の味だけでなく、生まれた土地と暮らしの背景を伝える。
発酵を語るために学び直す
本人の発言・行動ルミネの取材で、発酵には食中毒などの危険な面もあると説明し、大学で学び直した理由を述べた。
編集部の読み伝える表現力と、対象を深く理解する責任を併せて考える選択として読める。
健康効果より、土地の背景を伝える
本人の発言・行動同じ取材で、味の情報は伝える一方、「ホンモノ」か、おいしいかはお客さんが決めればよいと説明した。
編集部の読み一つの価値で優劣を決めず、地域ごとの食文化に触れる入口をつくっている。
提案した先の販売も担う
本人の発言・行動三和酒類の取材で、商品を変えても売れなかった場合の責任を問い、店をつくった理由として説明した。
編集部の読みデザインの提案から、商品が届く過程まで関与する仕事へ広げたと捉えられる。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。


