KEY PERSON PROFILE
皆川 明
みながわ あきら / Akira Minagawa

- ミナ ペルホネン デザイナー・創設者
ミナ ペルホネンの創設者でデザイナー。手描きの図案から布をつくり、服や家具、器へと広げてきた。魚市場と服づくりを両立した経験を経て、使う人の愛着と、つくる人が続けられる時間を考えている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- ミナ ペルホネン デザイナー・創設者
- 出身
- 東京都
- 学歴
- 文化服装学院
- 専門領域
- テキスタイルと暮らしのデザイン・服づくり・素材・事業の継承
- 主な業界
- ファッション・テキスタイル・生活用品
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
手描きからのテキスタイル制作
手作業で図案を描き、織りや刺繍、プリントなどを通じて布をつくる。肌触りや着たときの表情まで考える。
職人と生産計画を組む
工場の技術と生産に必要な時間を確かめ、形や数量を考える。工程を担う人への伝達や関係づくりも扱っている。
次の世代への継承
創設者一人の期間では完成しない活動としてブランドを考える。工場との信頼関係を整えて次の世代へ渡す意図を語る。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1967年、東京生まれ。祖父母の家具店で素材に触れて育ち、欧州旅行で服づくりに出会った。文化服装学院の夜学に通いながら縫製工場で働き、オーダーの服や生地制作の現場を経験する。1995年に「minä」を始め、当初は魚市場で生計を補った。2000年に初の直営店を開き、2003年に「minä perhonen」へ改称。服に加え、家具や器など暮らしの道具へ活動を広げた。2021年には会社の代表を次世代へ譲り、現在もデザイナー・創設者として、素材と職人、使い手をつなぐ仕事を続けている。
年表
東京に生まれる
祖父母が営む家具店で素材や道具に触れた経験を、後年の取材で振り返っている。
旅で服づくりに出会う
欧州旅行でパリのファッションウィークの裏方を手伝い、帰国後に服づくりを学んだ。
- 転機
minäを設立
東京・八王子のアトリエから、自身のブランドでのものづくりを始めた。
ブランドを始める → 使い手と直接会う場を持つ
生活を維持しながら、つくった服を自分たちらしい場所で見せる必要があった。
余り布からバッグをつくる
1996年にmini bagが生まれた。1997年には並行していた魚市場のアルバイトを終え、服づくりに専念した。
初の直営店を開く
白金台に、アトリエを併設した最初の直営店を開いた。つくる場と売る場を近づけた。
復刻と暮らしへの展開
2002年にバックナンバーの復刻を始め、翌年にminä perhonenへ改称。家具のシリーズも発表した。
- 転機
会社の代表を次世代へ譲る
翌年の講演で、代表を若い世代に譲ったと説明。現在の公式紹介では田中景子がCEOを務める。
創設者が会社を率いる → 次の世代が代表を担う
自分の現役期間だけで完結するブランドにはしないという考えがあった。
展示と制作の活動を続ける
富山県美術館の「つぐ minä perhonen」に関連し、公式サイトで皆川による公開制作が告知された。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
minä perhonen
前身のminäから始まったブランド。手描きの図案によるテキスタイルを中心に、衣服や暮らしの道具をつくる。
mini bag
洋服の余り布から生まれたバッグ。布を製品にした後も、残った部分を別のものづくりへ使う実践の一つ。
dop
経年変化を楽しむインテリアファブリック。長く使う時間そのものを素材の表情に取り込む製品として発表された。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸服だけでなく、素材をつくる時間、工場との関係、長く使う仕組みまでデザインする。
見えない場所にも仕事が表れる
本人の発言・行動魚市場で素材を選ぶ職人の動きを見て、服も裏地や始末まで整えたいと考えたと、皆川は取材で回想する。
編集部の読み別の職場の経験を、素材を扱う具体的な判断へ移していると読める。市場での経験だけがデザインの原因とは断定できない。
工場で可能な量から計画する
本人の発言・行動2022年の講演では、必要な布をつくる期間と工場の能力から、そのシーズンに届ける服の量を考えると説明した。
編集部の読み長く続ける理念を、増産の意思だけでなく現場の時間に合わせた計画へ落とす姿勢が見える。
売る量と、使う時間を一緒に考える
本人の発言・行動2015年の取材で、一度に大量につくるのではなく、長い期間をかけてつくり続ける成長を目指すと語った。修理もその一環として説明している。
編集部の読み製品が売れた後の関係まで事業の時間に含めていると読める。収益や環境効果が実証されたという意味ではない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
100年続くブランドに必要なこと
2022年10月7日の講演の再録。工場の条件と継承の発言を確認。
公開:2022年10月14日皆川明×平松洋子 テキスタイル・デザインの力 第1ページ
第1ページの旅・服づくり・素材の回想を確認。第2ページと著書本文は未読。
公開:2014年3月21日minä perhonenデザイナー皆川明さん
本人取材全文。末尾の編集後記は本人の発言と分ける。
ずっと共に在って、着るたびに歓びの得られるブランドに
2015年秋の取材。掲載当時の経営者としての説明と現在の役職を区別。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
記事・インタビュー
掲載方針
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