KEY PERSON PROFILE
荒木 健太郎
あらき・けんたろう / Kentaro Araki

- 気象庁気象研究所 主任研究官
雲の成り立ちと、豪雨・大雪を調べる気象学者。気象研究所で予測に役立つ研究を進め、市民が撮る雪結晶の写真も観測につなげる。『すごすぎる天気の図鑑』や講演では、空の面白さから気象情報に親しむ入口をつくっている。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- 気象庁気象研究所 主任研究官
- その他の役割
- 雲研究者・気象学者
- 生年
- 1984年
- 出身
- 茨城県
- 学歴
- 気象大学校、2008年卒業
- 学位
- 三重大学・博士(学術)、2018年
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
雲と降水の研究
雲の仕組みや豪雨・大雪を調べ、気象の予測に役立つ知見を求める。
市民と行う気象観測
雪結晶の写真を集め、研究者の解析と組み合わせて広い範囲の雪を調べる。
天気を伝える本と講演
図鑑・講演・展示を通じて、空の面白さから気象情報に親しむ入口をつくる。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
荒木は気象大学校で学び、新潟と銚子の気象台を経て、気象研究所で雲と降水の研究へ取り組んできた。研究者だけで観測するのに加え、市民が撮る雪結晶の写真を集め、広い範囲の雪を調べる活動を進める。研究の内容は、図鑑や講演でも伝える。2025年の対談では、ふだんから天気の情報に接してもらうため、雲を身近に感じる比喩を使うと説明した。SNSで寄せられた反応を、本の言葉を考える材料にもする。雲の物理を解くことと、空を見上げる楽しさを届けることを行き来する活動だ。観察の楽しさは防災情報に親しむ入口として伝えており、空を見るだけで災害の危険を判断できるという意味ではない。
年表
- 転機
気象研究所で研究へ
気象研究所へ移り、雲や降水の仕組みを調べる研究を進めた。
気象台で働く → 雲と降水を研究する
気象台の勤務から研究所へ移り、現象の仕組みを調べる活動を進めた。
- 転機
市民と雪結晶を観測する
研究所は3月、2016〜2017年冬季に集まった1万枚以上の写真を使う共同観測の成果を発表した。同年12月に三重大学で博士(学術)を取得した。
研究者による観測 → 市民の写真も観測へつなぐ
写真を集める活動と研究者の解析を組み合わせ、雪を広い範囲で調べる。
- 転機
天気の図鑑を刊行
『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』が刊行された。雲や空への関心を広げる一般向けの著書。
研究の成果を伝える → 図鑑で空への関心を広げる
専門的な研究を、雲や天気の面白さに触れる一般向けの本へつないだ。
主任研究官となる
10月、気象研究所の主任研究官となった。現在は台風・災害気象研究部第二研究室に所属する。
雲の伝え方と展示に取り組む
ほぼ日の対談で雲の比喩や本づくりを語った。12月から翌年5月までの未来館「Sky 雲の旅」の監修も担った。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
関東雪結晶プロジェクト
市民が撮影した雪結晶を集め、雪の分布や特徴を解析する共同観測。
経歴の該当項目へ移動 →すごすぎる天気の図鑑
2021年刊行。雲や空の疑問を扱う図鑑。出版社の公開紹介と書誌を確認した。
経歴の該当項目へ移動 →雲科学コミュニケーション
講演や対談で雲の仕組みを伝え、受け手の反応を説明の工夫に戻す。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸雲を研究し、その面白さを日々の観察と気象情報への関心につなげる。
空の面白さを、日々の習慣へ
本人の発言・行動2025年の対談では、気象情報に日常から親しんでもらうため、雲を身近に感じる言葉や比喩を使うと話す。
編集部の読み編集部は、災害のときだけでなく、ふだんの関心から情報を見る習慣をつくる試みと読む。比喩は雲に感情があるという説明ではない。
反応を聞き、説明を考え直す
本人の発言・行動講義レポートでは、SNSで研究機器の呼び方や本の表現について意見を聞く活動が紹介される。
編集部の読み編集部は、専門家が一方的に知識を渡すだけでなく、受け手の言葉を説明に戻す方法と読む。講義の記録者の説明と本人の発言を区別する。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。

