KEY PERSON PROFILE
前野 ウルド 浩太郎
まえの・うるど・こうたろう / Koutaro Ould Maeno

- 国際農林水産業研究センター 主任研究員
サバクトビバッタの生態を、アフリカの現場で調べる研究者。野外での観察と実験を重ね、繁殖や体温調節の仕組みを研究する。『バッタを倒しにアフリカへ』などの著書では、研究と生活の過程を一般の読者に伝えている。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- 国際農林水産業研究センター 主任研究員
- その他の役割
- 昆虫研究者
- 生年
- 1980年
- 出身
- 秋田県
- 学位
- 神戸大学・博士(農学)
- 主な研究対象
- サバクトビバッタ
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
サバクトビバッタの生態
実際の生息地で行動や繁殖を観察し、集団がつくる仕組みを調べる。
野外観察とモデル
生息地の環境で行動を観察し、実験やモデルと組み合わせて研究する。
研究の過程を伝える
一般向けの本や取材で、研究と現地での生活を読者へ説明する活動を続ける。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
前野は昆虫を研究し、神戸大学で博士号を取得した。学振の研究支援を経て、2011年からモーリタニアでサバクトビバッタの野外研究を進める。生息地で行動を観察し、複数年のデータを集め、実験や論文へつなぐ方法を続けてきた。2016年に国際農林水産業研究センターへ移り、現地の研究者と繁殖や体温調節を調べる。著書では研究と生活も伝える。2018年の取材では、専門論文と一般の読者に向けた本で説明を変えると語った。2026年の取材でも、野外研究を支えた制度と現地の協力を振り返る。目標は防除に役立つ知識を得ることで、農業被害を解決済みとするものではない。
出典 5件
年表
- 転機
モーリタニアで野外研究を始める
海外特別研究員として、サバクトビバッタを生息地で観察する研究を進めた。
日本で昆虫を研究する → 生息地で長期の観察をする
モーリタニアで、現地の条件に即してバッタを調べる活動を始めた。
- 転機
国際農林水産業研究センターへ
研究員となり、現在は生産環境・畜産領域の主任研究員を務める。
大学や海外で研究する → 国際農業の研究機関で活動する
農業の課題に関わる機関で、共同の野外研究を進める。
- 転機
『バッタを倒しにアフリカへ』を刊行
野外研究と生活を伝える著書を刊行。翌年に新書大賞を受賞した。
観察を論文へまとめる → 研究と生活を一般の本へ伝える
論文とは異なる読者へ向け、研究の過程を文章にした。
体温調節の行動をモデルにする
野外での体温調節行動をもとに、環境と行動を考えるモデルを共同研究で発表した。
繁殖時の雌雄の行動を調べる
野外観察から、雌雄が別々の集団で過ごし、産卵前に合流する行動を報告した。
日本学術振興会賞の受賞者に決定
2022年度の第19回日本学術振興会賞の受賞者に決定。授与は2023年。
科学ジャーナリスト賞大賞を受賞
7月5日に科学ジャーナリスト賞2025大賞を受賞。研究を伝える著書などが紹介された。
野外研究を支えた経験を語る
7月掲載の学振取材で、研究支援と現地での協力、観察を続ける活動を振り返った。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
サバクトビバッタの野外研究
生息地で行動を観察し、現地の研究者と協力して生態を調べる。
経歴の該当項目へ移動 →体温調節と行動のモデル
観察とモデルを組み合わせた共同研究。移動方向や距離を全て予測できるという成果ではない。
経歴の該当項目へ移動 →繁殖行動の野外研究
雌雄の集団が産卵前に合流する行動を報告。防除への利用は今後の可能性として読む。
経歴の該当項目へ移動 →バッタを倒しにアフリカへ
2017年刊行。出版社の書誌と本人への取材を確認。
経歴の該当項目へ移動 →バッタを倒すぜ アフリカで
2024年刊行。出版社の公開紹介を確認。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸現場でバッタを観察し、共同研究と文章で、その生態と研究の過程を伝える。
観察を重ねて、データと論文へつなぐ
本人の発言・行動2018年の取材では、野外の観察から複数年のデータを集め、論文へまとめる過程を説明する。
編集部の読み編集部は、現場の一度の発見と、研究として確かめる作業を区別する手がかりと読む。
制度と現地の協力を振り返る
本人の発言・行動2026年掲載の学振取材では、研究支援の制度と、現地の人との協力を含めて野外研究の歩みを説明する。
編集部の読み編集部は、個人の熱意に加えて、長く研究するための条件を読む手がかりと捉える。過去の生活経験を現在の渡航情報にはしない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。

