KEY PERSON PROFILE
山口 晃
やまぐち あきら / Akira Yamaguchi

- 画家
日本の古典絵画の描き方に、現代の建物や乗り物を重ねる画家。『東京圖』などの作品、展覧会『前に下がる 下を仰ぐ』、著書『ヘンな日本美術史』を発表。絵の中の時代と空間、描くこと自体の方法を考え続けている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 画家
- 生年
- 1969年
- 出身・育った場所
- 東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ
- 学歴
- 東京藝術大学油画専攻卒業(1994年)、修士課程修了(1996年)
- 著書の受賞
- ヘンな日本美術史:2013年小林秀雄賞
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
複数の時代を重ねる絵画
『東京圖』などで、古典絵画の描き方と現代の都市や乗り物を、一つの画面へ組み合わせる。
線・墨と見る位置の表現
『前に下がる 下を仰ぐ』や美術館の展示で、絵の見方と描く方法を作品から考える。
古典絵画の読み解き
『ヘンな日本美術史』と取材で、古典を画家の視点から読み、自分の制作へ結びつける。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
山口は東京藝術大学で油画を学んだ。学生時代には西洋と東洋の古典を学びながら、借り物の形にとどまらない表現を探したと語る。卒業制作などを経て、異なる時代の建物や人、乗り物を一つの画面へ重ねる作品を発表する。細かな場面を描く絵だけでなく、墨や線、見る位置を考える制作にも取り組んできた。美術館での展示、都市の公共空間、テレビのタイトルバックへ発表の場を広げ、著書では古典絵画を自らの視点で読む。取材では、何を描くかと、どう描くかの両方を問う制作の過程を伝えている。
出典 5件
年表
- 転機
卒業制作を発表する
東京藝術大学油画専攻を卒業。卒業制作『深山寺参詣圖』を描いた。
古典の形を学ぶ → 自分の描く根を探す
卒業制作などで、自分の経験と古典の描き方を結ぶ表現を探した。
- 転機
望郷―TOKIORE(I)MIXと著書
個展『望郷―TOKIORE(I)MIX』を開催。11月に『ヘンな日本美術史』を刊行した。
絵画を制作する → 文章でも古典の見方を伝える
展覧会に加え、著書で古典絵画を読み解く活動へ進んだ。
著書が小林秀雄賞を受賞
古典絵画を独自の視点で読む『ヘンな日本美術史』が小林秀雄賞を受賞した。
前に下がる 下を仰ぐ
水戸芸術館で個展を開催し、絵画と展示空間を通じて見ることを問う作品を発表した。
東京圖を制作する
古典絵画の描き方と、都市の複数の時代を重ねる作品を制作した。
いだてんのタイトルバック
NHK大河ドラマ『いだてん』のタイトルバックに関わった。
- 転機
石橋財団の作品と展示をつくる
アーティゾン美術館で、コレクションと山口の作品を組み合わせる展覧会を開催した。
自らの作品を発表する → 美術館の作品と組み合わせて考える
コレクションと自作を結ぶ展示を通じ、絵画をどう見るかも問うた。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
東京圖
2018〜2025年に制作。古典の描き方と、複数の時代の都市を一つの画面に重ねる作品。
経歴の該当項目へ移動 →前に下がる 下を仰ぐ
2015年の水戸芸術館での個展。作品と空間を通じ、見る位置や描き方を考える。
経歴の該当項目へ移動 →ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン
2023年のアーティゾン美術館の展覧会。石橋財団コレクションと山口の作品を組み合わせる共同の展示。
経歴の該当項目へ移動 →ヘンな日本美術史
2012年刊。古典絵画を画家の視点から読む著書。2013年小林秀雄賞を受賞。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸時代と空間を重ね、何をどう描くかを作品の中で問い直す。
借りた形から、自分の描く根へ戻る
本人の発言・行動2026年のtaiwasの取材では、学生時代の古典の学びから、自分が描くことの根を探した過程と卒業制作を語る。
編集部の読み編集部は、古典を捨てるのでなく、学んだ形と自分の経験を結び直す制作の方法と読む。取材で語る迷いを、現在の能力の評価へ変えない。
異なる時代を重ね、線や墨も問い直す
本人の発言・行動2023年のNumeroの取材では、複数の時代が重なる画面や、雪舟の線と墨、セザンヌの見方から制作を考えることを語る。
編集部の読み編集部は、絵の中の細かな題材に加え、見ることと描くことの方法を問う活動と読む。制作中の作品の話を、その時点で完成した実績へ置かない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
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記事・インタビュー
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