KEY PERSON PROFILE
上野 千鶴子
うえの・ちづこ / Chizuko Ueno

- 社会学者
女性学・ジェンダー研究と、家族やケアの社会学に取り組む研究者。東京大学名誉教授、ウィメンズアクションネットワーク理事長を務める。著書や講演を通じ、暮らしを支える労働と、人が学び続ける条件を問いかけている。
出典 5件
基本情報
- 主な役割
- 社会学者
- その他の役割
- 東京大学名誉教授
- その他の役割
- ウィメンズアクションネットワーク理事長
- 生年
- 1948年
- 出身
- 富山県
- 学歴
- 京都大学大学院社会学博士課程単位取得退学
- 主な研究
- 女性学・ジェンダー、家族、ケア
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
女性学・ジェンダーと家族
性別による役割や家族の形を、女性学・ジェンダーと社会学の問いとして研究する。
ケアと暮らしを支える労働
ケアする側・される側の関係を、労働の条件と市民の共同事業から考える。
調査・分析・文章の方法
自分の問いを立て、情報を集めて分析し、読者へ届く文章にする方法を伝える。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
上野は、京都大学大学院で社会学を学び、平安女学院短期大学、京都精華大学を経て東京大学で研究と教育に携わった。女性学・ジェンダー研究を軸に、家族の形や家事労働、介護を担う人と受ける人の関係へ問いを広げてきた。『ケアの社会学』では、介護を家族だけの役割と捉えず、社会でどう支えるかを考える。大学の退職後も、WANの活動、執筆や講演を続ける。研究で問いを立てることと、読者が自分の経験を調べ、言葉にするための方法を伝えることが、並行する経歴である。
年表
- 転機
東京大学へ移る
東京大学文学部の助教授となった。
関西の大学で研究・教育 → 東京大学で研究・教育
大学を移り、女性学・社会学の研究と教育を続けた。
- 転機
ケアの研究を著書にまとめる
東京大学の教授を退職。同年、『ケアの社会学』を刊行した。
家族と労働の研究 → ケアする側・される側の関係を考える
ケアの問題を当事者の立場から捉える著書にまとめた。
- 転機
『情報生産者になる』を刊行
調査、分析、文章にする方法を一般の読者へ伝える著書を刊行した。
研究成果を伝える → 読者が調べ、書く方法を伝える
問いを立て、情報を分析する方法も一般の読者へ届けた。
東京大学入学式で祝辞を述べる
学ぶ環境と互いに支えることについて、入学式の祝辞で語った。
ケアの本の韓国版へ序文を寄せる
韓国版の序文で、ケアを担う人の条件と市民の共同事業について説明した。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
ケアの社会学――当事者主権の福祉社会へ
2011年の著書。ケアされる人の立場、家族介護、ケア労働と市民の共同事業を扱う。
経歴の該当項目へ移動 →情報生産者になる
研究の問いを立て、調べて分析し、文章にする方法を説明する2018年の著書。
経歴の該当項目へ移動 →WANでの活動と講演
ウィメンズアクションネットワーク理事長として、発信と講演を続ける。現行の本人ページで活動を確認できる。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸暮らしの中で当然とされる役割を、社会の仕組みから問い直す。
努力できる環境を、互いに支える
本人の発言・行動2019年の東京大学入学式の祝辞では、努力が報われる環境を自明とせず、自分を支えた条件を見つめ、他者と支え合うことを呼びかけた。
編集部の読み編集部は、個人の努力だけで学びを説明せず、学べる条件にも目を向ける考え方と読む。祝辞の数値や制度の説明は当時の文脈である。
介護を家族だけに任せず、担い手の条件を考える
本人の発言・行動2024年公開の韓国版序文では、ケアを家族の責任に閉じず、ケアする人の労働条件と、市民が共同で担う事業の役割を説明する。
編集部の読み編集部は、ケアする側とされる側の双方を、社会の仕組みの中で考える問いと読む。本人の評価や提案であり、制度の効果を証明した結果ではない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
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