KEY PERSON PROFILE
阿部 彩
あべ・あや / Aya Abe

- 貧困研究者
子どもの貧困、格差と社会保障を研究する東京都立大学教授。子ども・若者貧困研究センター長を務め、『子どもの貧困』などの著書でも問題を伝える。調査と共同研究を通じ、暮らしの条件と支える仕組みを考えている。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- 貧困研究者
- その他の役割
- 東京都立大学教授
- その他の役割
- 子ども・若者貧困研究センター長
- 学歴
- マサチューセッツ工科大学卒業、タフツ大学フレッチャー法律外交大学院博士
- 所属
- 東京都立大学人文社会学部
- 主な研究
- 貧困・格差、社会的排除、社会保障
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
子ども・若者の貧困
子どもと若者の生活の実態を調べ、置かれた社会の条件と支援の仕組みを考える。
格差・社会保障と包摂
所得の差や社会的排除とともに、人の暮らしを支える社会保障の仕組みを研究する。
分野を越える共同研究
複数の学術分野と大学をつなぎ、共同研究を通じて貧困の複数の側面を調べる。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
阿部は、米国の大学と大学院で学び、国際機関などで途上国支援に携わった。その後、日本の貧困を研究するため、1999年に国立社会保障・人口問題研究所へ移る。調査と社会保障の研究を続け、『子どもの貧困』などの著書で問題を一般の読者へ伝えてきた。2015年には首都大学東京へ移り、同年設立の子ども・若者貧困研究センター長となる。現在は東京都立大学で研究と教育を続ける。生活の実態を調べることと、分野を越えた共同研究から支える社会の仕組みを考えることが、並行する経歴である。
年表
途上国支援の仕事に携わる
国際連合や海外経済協力基金などで働いた後、日本の貧困研究へ進んだ。
- 転機
社会保障の研究所へ移る
国立社会保障・人口問題研究所で、日本の貧困と社会保障の研究に携わった。
途上国支援の仕事 → 日本の貧困・社会保障の研究
社会保障の研究所へ移り、日本の生活の実態を調べる研究を続けた。
- 転機
『子どもの貧困』を刊行
日本の子どもの暮らしと不公平を考える著書を刊行した。
調査と専門の研究 → 一般の読者へ問題を伝える
子どもの貧困を扱う著書を刊行し、研究の問いを読者へ届けた。
社会的包摂の著書を刊行
『弱者の居場所がない社会』で、貧困と格差、社会とのつながりを扱った。
大学へ移り、研究センターを運営する
4月に首都大学東京教授となり、11月1日設立の子ども・若者貧困研究センター長となった。
大学を越えた共同研究を進める
複数の大学による貧困研究のコンソーシアムを始めたと、大学の取材で説明している。
- 転機
「貧困学の確立」の共同研究を進める
分野の分断を越えて貧困を研究する科研費プロジェクトに取り組む。
各分野での研究 → 分野を越えて貧困を研究する
共同研究を通じて、貧困を捉える方法と政策へのつながりを考える。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
子どもの貧困――日本の不公平を考える
2008年の著書。子どもの暮らしの条件を、日本の不公平の問題として考える入口となった。
経歴の該当項目へ移動 →弱者の居場所がない社会
2011年の著書。貧困・格差と、社会的なつながりや包摂を扱う。出版社の内容紹介と目次から論点を確認できる。
経歴の該当項目へ移動 →子ども・若者貧困研究センター
2015年設立の研究拠点。分野を越えて子どもと若者の貧困を調査し、研究と政策をつなぐことを目指す。
経歴の該当項目へ移動 →貧困学の確立
複数の分野から貧困を捉える共同研究。プロジェクトの目的と現在の活動を公式サイトで確認できる。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸貧困を個人だけの問題とせず、暮らしの条件と支える社会を考える。
支援を受ける人と、社会の条件を考える
本人の発言・行動2024年公開のグッドネーバーズ・ジャパンの取材では、支援を受ける権利と、人の暮らしを支える労働や社会の条件について語っている。
編集部の読み編集部は、生活の困難を本人だけの責任にせず、支援を届きやすくする仕組みを問う姿勢と読む。記事内の調査は団体の支援対象者の回答で、全国の代表値ではない。
生活の実態を、複数の分野で調べる
本人の発言・行動大学のSDGsの取材では、大学を越えた共同研究と、2022年からの「貧困学の確立」を説明し、貧困の複数の側面を調べる必要を語った。
編集部の読み編集部は、所得だけに限定せず、異なる分野の研究をつなぐ方法と読む。政策との関わりについての自己評価を、一人の研究が制度を変えたという因果の証明にしない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
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記事・インタビュー
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