KEY PERSON PROFILE
辻村 深月
つじむら みづき / Mizuki Tsujimura

- 小説家
『ツナグ』『かがみの孤城』などを著した小説家。『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞し、映画ドラえもんの脚本も手がけた。2026年には噂をめぐる長編『ファイア・ドーム』を刊行し、柴田錬三郎賞を受賞した。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 小説家
- 主な受賞
- 吉川英治文学新人賞(2011年)、直木賞(2012年)、本屋大賞(2018年)、柴田錬三郎賞(2026年)
- 代表作
- ツナグ、鍵のない夢を見る、かがみの孤城
- 小説以外の仕事
- 映画ドラえもん のび太の月面探査記の脚本
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
子どもの気持ちと居場所
『かがみの孤城』で、学校や居場所と、外から見えない子どもの気持ちを描く。
ミステリーと噂の描写
長編『ファイア・ドーム』で、事件とその周囲の人々に広まる噂を扱う。
小説・脚本の表現
映画ドラえもんの脚本と小説を担当し、媒体ごとの描き方を語る。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
辻村は、ミステリーでデビューした後、子どもと大人の気持ちや、人と人の間にある距離を小説に描いてきた。『かがみの孤城』では、学校へ行けない子どもだけでなく、外からは順調に見える人の内側にも目を向けたと説明する。映画ドラえもんでは脚本と小説の両方を書き、文章だから描ける場面を探した。近年の『ファイア・ドーム』では、事件そのものに加え、周囲の人が噂を広める危うさを扱う。作品や媒体が変わっても、誰がどの位置から出来事を見るかを、物語の中で考えている。
年表
- 転機
『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー
メフィスト賞を受賞した作品でデビューした。
ミステリーの読者 → 小説を書く立場
受賞作の刊行から、物語をつくる仕事が始まった。
- 転機
映画ドラえもんの脚本と小説を担当
『のび太の月面探査記』の映画脚本とノベライズを手がけた。
自作の小説 → 既存の物語の脚本と小説
映画の制作に関わり、脚本と小説の異なる描き方を試した。
- 転機
『ファイア・ドーム』を刊行し受賞
6月5日に長編を刊行。9月30日、柴田錬三郎賞の受賞作に決まった。
出来事を描く → 噂を広める側も描く
長い連載と改稿を経て、事件を受け取る周囲の視点も含む長編へまとめた。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
ツナグ
2011年の吉川英治文学新人賞受賞作。出版社の略歴で代表作の一つとして紹介されている。
経歴の該当項目へ移動 →かがみの孤城
学校に行けない子どもたちと居場所を描く小説。本人取材では、外から見えない気持ちの扱いを説明する。
経歴の該当項目へ移動 →映画ドラえもん のび太の月面探査記
辻村が映画の脚本とノベライズを担当した作品。原作は藤子・F・不二雄で、映画の監督は別の担当者が務める。
経歴の該当項目へ移動 →ファイア・ドーム
事件が起きた町で、噂と人々の視点が絡み合う長編。4年間の連載後に3度改稿し、2026年に刊行・受賞した。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸外から見える像だけで、人の気持ちや出来事を決めつけない。
外からは見えない、子どもの気持ちも描く
本人の発言・行動『かがみの孤城』の刊行取材では、学校に行けない子どもと、周囲には順調に見える子どものどちらの気持ちも描くと説明した。
編集部の読み編集部は、外から見える状態だけで子どもを分類せず、それぞれの居場所を考える描き方と読む。
噂を受け取る側の、無自覚な軽さを描く
本人の発言・行動『ファイア・ドーム』の取材では、悪意がなくても不確かな情報を人へ話すことで、当事者が追い詰められる状況を書きたかったと語った。
編集部の読み編集部は、事件の謎だけでなく、周囲の人が情報を扱う時の責任も考える物語と読む。
文章だから描ける場面を探す
本人の発言・行動映画ドラえもんの取材では、脚本を小説にする際、映画の場面をなぞるだけでなく、登場人物の気持ちなど文章で表現できる部分を書いたと語った。
編集部の読み編集部は、同じ物語でも媒体の特徴に合わせて描き直す方法と読む。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
記事・インタビュー
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