KEY PERSON PROFILE
寺田 親弘
てらだ ちかひろ / Chikahiro Terada
- Sansan株式会社 代表取締役社長/CEO/CPO
名刺を会社の共有資産に変えるため、Sansanを共同創業した経営者。スキャナーを携えた営業から始め、EightやテレビCMへ投資を広げた。現在はCEO/CPOとして、営業・経理などの業務を支える事業を率いる。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- Sansan株式会社 代表取締役社長/CEO/CPO
- その他の役割
- Sansan共同創業者
- 創業
- 2007年6月、三三株式会社(現Sansan)
- 仕事の領域
- 営業・経理などの業務サービス
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
名刺情報を共有するサービス
個人の手元にあった名刺をデータにし、社内で検索・共有して使うサービスを共同創業した。
SaaS事業の立ち上げと成長投資
初期の顧客獲得や料金設定を経て、個人向けサービスや広告へ投資する段階を経験している。
業務を支えるサービスの経営
CEO/CPOとして、営業・経理などの働き方を変えるAXサービスを提供する会社を率いている。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1999年に三井物産へ入社し、シリコンバレーでは米国のベンチャー企業の製品を日本へ紹介する仕事を経験した。2007年に仲間と三三株式会社(現Sansan)を設立。創業期は費用を絞り、自ら顧客を訪ねて名刺をスキャンした。その後、事業を堅実に積み上げるだけでは当初の構想に届かないと考え、Eightの無償提供や広告へ踏み込んだと振り返る。会社は2019年に上場し、2020年にはBill Oneを提供開始。現在も代表取締役社長/CEO/CPOを務める。
年表
三井物産へ入社する
慶應義塾大学環境情報学部を卒業し、三井物産の情報産業部門で働き始めた。
シリコンバレーへ赴任する
米国のベンチャー企業の製品を発掘し、日本での事業展開を支援する仕事を経験した。
- 転機
仲間と会社を設立する
三三株式会社(現Sansan)を設立。同年9月にLink Knowledgeの提供を始めた。
大きな投資を前提にした事業計画 → 費用を抑え、顧客を獲得する立ち上げ
2019年の対談では、小さく実証してから先を考える助言に納得し、計画を改めたと振り返った。
自分で名刺を取り込み、顧客を訪ねる
スキャナーとパソコンを運び、商談と名刺の取り込みを重ねたと後の対談で振り返る。
個人向けのEightを提供開始する
会社向けのサービスに加え、個人が使う名刺アプリを提供。寺田は無償提供への判断を後に語った。
- 転機
テレビCMを始める
会社は同年4月に約5億円を調達し、8月にSansanのテレビCM第1弾を放送した。
費用を絞って事業を積み上げる段階 → 利用者と認知を広げるための投資
対談では、既存の延長でうまくいった先を想像しても、自分が起業して実現したかった姿とは違ったと説明した。
業務データを扱う領域を広げる
Bill Oneの提供を開始。2022年にはContract Oneも加わり、名刺以外の業務データを扱う事業へ広がった。
CEO/CPOとして事業を率いる
代表取締役社長/CEO/CPOとして、営業・経理などの働き方を変えるサービスを提供する会社を率いる。
事業と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
Sansan
前身のLink Knowledgeから始まった法人向けサービス。名刺などの情報を社内で共有し、仕事に使う仕組みを提供する。
Eight
個人向けの名刺アプリ。無償提供へ踏み切った判断を、寺田が後の対談で振り返っている。
Bill One
Sansan株式会社が提供する経理業務のサービス。2020年5月の提供開始から、扱う業務の範囲を広げてきた。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸日々の業務に残る不便を、会社で共有できるデータとサービスに変える。小さく事業を成立させる段階と、広く届けるために投資する段階を分けて考えてきた。
名刺を預かってからが、サービスの仕事になる
本人の発言・行動創業期には名刺のデータ化の処理や費用に苦労し、顧客のもとで取り込みも行ったと2019年の対談で話している。
編集部の読み名刺を電子化するアイデアに加え、取り込まれた情報が実際に使われるまでの作業を引き受けた点に、事業の具体性が見える。
現在の延長で得られる成功も、選び直す
本人の発言・行動2019年の対談で、三井物産に残った場合と、創業後に当時の事業を続けた場合の最良の展開を想像し、自分が望むものか考えたと語った。
編集部の読み順調に進んでいるかに加え、その先に何を実現したいかを確かめる判断として読める。本人の回顧であり、個々の投資が成功した理由をすべて説明するものではない。
変化を起こす仕事を、毎日の積み重ねで捉える
本人の発言・行動公式の採用インタビューでは、成長を一度の特効薬で説明する見方に距離を置き、日々の試行錯誤を積み重ねてきたと説明している。
編集部の読み創業時の営業と現在の経営をつなぐ言葉だ。ただしこれは寺田自身の経営観であり、会社の成長要因を独立に検証した評価とは区別したい。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
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