KEY PERSON PROFILE
田根 剛
たね つよし / Tsuyoshi Tane
- 建築家
パリを拠点とする建築家。旧軍用滑走路を取り込むエストニア国立博物館の計画を通じ、場所の記憶から設計を考える方法を育てた。歴史や地形を調べる過程を重視し、2017年に設立したATTAを率いる。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 建築家
- その他の役割
- ATTA 代表
- 所属
- ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architects
- 出身
- 東京都
- 学歴
- 北海道東海大学
- 生年
- 1979年
- 活動拠点
- フランス・パリ
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
場所の記憶からの設計
土地の歴史、地形や地質、使われ方を調べ、その場所が持つ条件から建築の意味を考えている。
設計前のリサーチ
チームで資料を調べる時間を取り、文化的な背景の異なるスタッフ同士で見方を共有してから形を探る。
既存建築の改修
弘前れんが倉庫美術館など、既にある建物を使い直す計画を手がけ、場所と建築の関係を扱っている。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1979年、東京生まれ。少年時代はサッカーに打ち込み、高校卒業後は別の道を選んで北海道東海大学で建築を学んだ。スウェーデン留学などを経て欧州で働き、2006年にDGT.の一員としてエストニア国立博物館の設計競技に勝利。旧軍用滑走路を取り込む計画は、批判や経済危機による休止を経て2016年に開館した。その経験から場所の記憶を設計につなぐ方法を探り、2017年にATTAを設立。現在もパリを拠点に、欧州と日本などで設計に取り組む。
年表
東京に生まれる
東京で育ち、少年時代にはサッカーに打ち込んだと振り返る。
北海道で建築を学ぶ
高校卒業後に北海道東海大学へ進み、建築を学んだ。交換留学でスウェーデンへ渡る。
- 転機
博物館の設計競技に勝つ
DGT.の一員としてエストニア国立博物館の国際設計競技に勝利した。
設計競技の提案 → 場所の記憶を問う実践
本人は、応募時点では記憶を強く意識した方法が確立していたわけではないと説明する。
古墳スタジアムを提案
新国立競技場の設計競技で古墳を着想源とする案を提案し、最終候補に選ばれた。実現した建築ではない。
エストニア国立博物館が開館
休止と再開を経た計画が開館。DGT.としての約10年の仕事となった。
- 転機
ATTAを設立
DGT.での活動を経て、新たな設計事務所ATTAをパリに設立した。
DGT.での共同活動 → ATTAの設立
手仕事と考える仕事を大切にする制作の場として、新事務所を位置づけた。
弘前の美術館を手がける
弘前れんが倉庫美術館の改修を担当。ATTA公式に2020年の作品として掲載されている。
設計方法を展覧会でも紹介
ATTA公式でルイジアナ近代美術館の展覧会と設計活動を紹介。10月にも事務所の発信が続いている。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
エストニア国立博物館
DGT.として設計。旧軍用滑走路の延長上に博物館を置き、場所の歴史を計画へ取り込んだ。
弘前れんが倉庫美術館
青森県弘前市のれんが倉庫を美術館へ改修したプロジェクト。ATTA公式で作品として紹介されている。
Tane Garden House
ドイツのヴィトラ・キャンパスに建つガーデンハウス。ATTA公式の作品一覧で確認できる。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸土地の過去を調べ、その場所にしかない記憶を未来の建築へ受け渡す。
すぐに形を決めず場所を調べる
本人の発言・行動2018年の取材で、依頼を受けると歴史や地形などを調べ、チームで共有してからアイデアへ進むと説明する。
編集部の読み既知の形を当てはめる前に、設計者自身の知らなかった条件を見つける方法と読める。
未来に受け継がれる建築を考える
本人の発言・行動2020年の取材では、長く大切にされる建築には土地の歴史や記憶を語り継ぐ力があると話している。
編集部の読み新しさの印象だけでなく、後の世代との関係を設計の判断材料にしている。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
このページは公開情報にもとづく人物記録です。本人・所属組織との提携や公認を示すものではありません。事実関係の修正や掲載削除のご連絡を受け付け、参照元を確認したうえで対応します。

