KEY PERSON PROFILE
隈 研吾
くま・けんご / Kengo Kuma

- 建築家
木材などの素材と、場所の環境を生かす建築を手がける建築家。隈研吾建築都市設計事務所を設立し、根津美術館、V&A Dundee、国立競技場などに関わる。東京大学特別教授・名誉教授として、設計と教育、執筆を続ける。
出典 4件
基本情報
- 主な役割
- 建築家
- その他の役割
- 東京大学特別教授・名誉教授
- その他の役割
- 日本芸術院会員
- 生年
- 1954年
- 出身
- 神奈川県横浜市
- 学歴
- 東京大学大学院建築学専攻修士課程修了
- 設計事務所
- 隈研吾建築都市設計事務所
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
木材・布と建築の素材
WE Hotel Toyaの改修などで布を用い、素材と、人が触れる建築の細部の可能性を考える。
建築と自然・景観
根津美術館やV&A Dundeeで、庭や川、都市の環境とのつながりを構想してきた。
公共空間と人の感覚
美術館や図書館、国立競技場など、規模の異なる公共空間と人の関係を考える。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
隈は東京大学大学院で建築を学び、設計の仕事と米国での研究を経て、自身の建築設計事務所を設立した。都市の中で強い形を示す建物への問いから、周囲の環境や人の感覚に近づく建築へ関心を広げる。木や竹、布などの素材を用い、美術館や図書館、店舗など異なる用途の空間を手がけてきた。大規模な公共施設でも、素材の細かな構成と、人が過ごす場所の関係を考える。大学での教育と執筆も並行して続ける。場所の自然や文化を調べ、素材を通じて建築のあり方を探る経歴である。
年表
東京大学大学院を修了
建築学専攻の修士課程を修了した。
- 転機
設計事務所を設立
隈研吾建築都市設計事務所を設立した。
設計と米国での研究 → 自らの設計事務所
自身の事務所を拠点に、場所と建築の関係を探る活動を続けた。
- 転機
根津美術館と大学での教育
根津美術館が竣工。同年、東京大学教授となった。
地域と素材を探る設計 → 美術館と庭をつなぐ建築
展示室・庭・アートがつながる空間として、美術館を設計した。
- 転機
国立競技場の設計に関わる
大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所の共同企業体による国立競技場が竣工した。
素材と細部の設計 → 大規模な公共施設での協働
素材の構成を考える設計を、共同の公共施設の仕事へ展開した。
教授退任と著書刊行
東京大学教授を退任。同年、『ひとの住処―1964-2020―』を刊行した。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
根津美術館
庭と展示空間がつながるよう構想した東京の美術館。竹を用いたアプローチを持つ。
経歴の該当項目へ移動 →V&A Dundee
テイ川に面する文化施設。地形から着想した外装と、都市の居間を目指す内部空間を持つ。
経歴の該当項目へ移動 →国立競技場
大成建設・梓設計との共同企業体で設計した競技場。庇と木材の構成を建築へ取り入れた。
経歴の該当項目へ移動 →ひとの住処―1964-2020―
2020年の著書。自身の経験を手がかりに、人と建築の関係を考える。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸場所の環境と人の感覚に、素材と細部から近づく。
強い形を示す建物のあり方を問う
本人の発言・行動1997年の講演紹介にある本人の言葉では、都市の中で存在を強く示す建築と、周囲の環境の中へ溶け込む建築の違いを考えている。
編集部の読み編集部は、建物単体の形から、周囲との関係へ問いを移す考え方と読む。ここでは講演紹介の抜粋を根拠にする。
規模に加え、細部と素材の親密さを考える
本人の発言・行動2019年のF.I.N.の取材では、小さな建築を面積の問題だけで捉えず、木や布、床の形状など、人が触れたり過ごしたりする感覚から説明する。
編集部の読み編集部は、大きな公共施設でも、人と空間の関係を細部から考える方法と読む。素材の快適さについての本人の評価を、利用者全員の効果へ一般化しない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
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