KEY PERSON PROFILE
斎藤 幸平
さいとう・こうへい / Kohei Saito

- 経済思想研究者
マルクスの思想と環境問題を研究する、東京大学大学院総合文化研究科准教授。『人新世の「資本論」』などで、経済成長と暮らしの関係を一般の読者にも問いかける。研究と執筆を通じ、ケアや自然を含めて社会の生産を考えている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 経済思想研究者
- その他の役割
- 東京大学大学院総合文化研究科准教授
- 生年
- 1987年
- 出身
- 東京都
- 学歴
- フンボルト大学博士課程修了、博士(哲学)
- 主な受賞
- ドイッチャー記念賞(2018年)、日本学術振興会賞(2020年度)
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
斎藤は、米国とドイツで学び、マルクスの経済思想と環境思想の関係を研究してきた。博士課程修了と学位取得を経て、海外での研究、大阪市立大学の准教授、東京大学の准教授へ進む。研究ではマルクスの残したノートを読み、自然や農業について学び続けた思想の変化を考える。その成果を専門書に加え、『人新世の「資本論」』などで一般の読者へ伝えている。近年の対談では、市民や労働者が意思決定に参加する経済の仕組みを提案する。文献の研究と、社会をどうつくるかを問う発信が並行する経歴である。
年表
博士学位を取得し、海外で研究する
博士(哲学)を取得。日本学術振興会海外特別研究員として、米国で研究に携わった。
- 転機
大阪市立大学准教授となる
4月に大阪市立大学准教授となった。同年、マルクスの環境思想を論じた英語の専門書を刊行した。
海外で文献を研究する → 大学で研究と教育に携わる
専門の研究を続けながら、大学で教える役割を担う。
ドイッチャー記念賞を受賞
英語の専門書「Karl Marx’s Ecosocialism」がドイッチャー記念賞を受賞した。
- 転機
一般向けの著書を刊行する
『人新世の「資本論」』を刊行し、経済と環境の問いを一般の読者へ届けた。同年度の日本学術振興会賞を受賞した。
専門書で研究を伝える → 一般向けの著書でも社会を問う
研究の問いを、経済と暮らしを考える一般の読者へ届ける活動が広がった。
- 転機
東京大学准教授となる
4月に東京大学大学院総合文化研究科へ移り、研究と教育を続ける。
大阪市立大学で研究・教育 → 東京大学で研究・教育
大学を移り、現在は東京大学で研究と教育に携わる。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
Karl Marx’s Ecosocialism
マルクスの環境思想を文献から考察した2017年の専門書。2018年にドイッチャー記念賞を受賞した。
経歴の該当項目へ移動 →人新世の「資本論」
経済活動と環境の関係を、マルクスの思想から問い直す一般向けの著書。2020年刊行。出版社の紹介から扱う論点がわかる。
経歴の該当項目へ移動 →経済思想と環境思想の研究・教育
マルクスの文献を読む研究に加え、自然やケアを含めた生産の意味を考える。現在は東京大学で研究と教育に携わる。
経歴の該当項目へ移動 →考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸経済の仕組みを、自然と暮らしを支える仕事から問い直す。
過去の文献から、社会を見る問いをつくる
本人の発言・行動2022年の新任教員紹介では、マルクスが自然科学や農学を学び続けた過程を文献から研究し、その学びと経済思想の変化を考えてきたと説明している。
編集部の読み編集部は、思想を固定した結論として読むより、どの資料を学び、問いがどう変わったかを追う研究の方法と読む。
暮らしに関わる人が、経済の意思決定に加わる
本人の発言・行動2026年4月号の國分功一郎との対談では、専門家だけでなく、市民・消費者・労働者が意思決定に参加する「民主的計画」という提案を説明する。
編集部の読み編集部は、経済を誰がどのように決めるかという問いと読む。対談での本人の提案であり、制度の成果を検証した結果ではない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
書籍
記事・インタビュー
掲載方針
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