KEY PERSON PROFILE
川内 倫子
かわうち りんこ / Rinko Kawauchi
- 写真家
『うたたね』『花火』『あめつち』などの写真集を発表してきた写真家。プリントの色や写真を並べる順序も作品の一部と考え、身近な光景から阿蘇の野焼きまで、生命や営みのつながりを見つめてきた。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 写真家
- 学歴
- 成安女子短期大学(現・成安造形大学)
- 生まれ
- 1972年、滋賀県
- 最初の写真集
- 2001年に3冊を同時刊行
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1972年、滋賀県生まれ。成安女子短期大学でグラフィックデザインを学ぶ中で写真に出会い、1993年に卒業。広告制作会社で撮影の基礎を学び、仕事と並行して作品を作った。公募展で評価を受けても次の展示につながらず、写真集を出そうと考えたと振り返る。2001年に『うたたね』『花火』『花子』を同時刊行。作品が本として海外へ渡り、展示の機会も広がったという。『Illuminance』『あめつち』『Halo』などを発表し、現在も写真集と展覧会を通じて制作を続けている。
年表
デザインを学び、写真に出会う
成安女子短期大学でグラフィックデザインを専攻。さまざまな制作に触れる中で写真と出会い、1993年に卒業した。
広告制作と自分の作品を続ける
広告制作会社で撮影の基礎を学ぶ。休日も暗室で制作し、東京に移ってからも仕事と作品づくりを続けたと振り返る。
- 転機
3冊の写真集を同時に刊行する
『うたたね』『花火』『花子』を同時刊行。写真集が持ち運ばれることで、海外の人が作品を見る機会にもつながったという。
公募や展示で写真を見せる活動 → 持ち運べる本として作品を届ける活動
継続して作品を発表したいという考えと、本が読者の手を通じて広がる経験が結び付いた。
『Illuminance』を刊行する
身近なものから生命の循環まで、撮り続けてきた写真をまとめた写真集を発表した。
『あめつち』を発表する
阿蘇の野焼きなどを撮影した写真集を刊行。ひとつの場所や被写体と向き合う制作を進めた。
『Halo』を発表する
イギリスの鳥の群れなど、異なる場所で撮影した写真を一冊にまとめた。
M/Eの大規模個展を開く
東京オペラシティ アートギャラリーと滋賀県立美術館を巡回。写真に加えて映像などの表現も紹介された。
本と展示で制作を続ける
2025年に写真集『M/E』を刊行。2026年の対談でも撮影する感覚や、写真集の出版が転機になった経緯を語っている。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
うたたね
約5年の撮影と、入稿まで続けた写真の並べ替えを経て刊行した写真集。『花火』『花子』と同時に発表した。
あめつち
阿蘇の野焼きなどを撮影した写真集。ひとつの場所へ通う制作と、人の営みへの関心が結び付いた。
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり
東京と滋賀を巡回した個展。写真に映像などを交え、地球とのつながりをテーマとするM/Eなどを紹介した。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸撮影した一枚に加え、色を整え、写真同士を並べたときに生まれるつながりを表現として考える。
一枚の意味から、並べたときの関係へ
本人の発言・行動2019年のIMA取材で、何を撮ったかより、構成から見えてくるものを大事にしていると話した。『うたたね』も入稿する朝までプリントの順序を検討したという。
編集部の読み写真を選んで並べる工程も作品づくりの一部だ。写真集には、写真の間に関係をつくる制作の場という役割があると読める。
過去の写真も今の色で確かめ直す
本人の発言・行動Epoiの取材で、以前の『うたたね』を再びプリントした際、当時の色が今の自分に合わず微調整したと語った。撮影時には色を意識しなくても、プリント時にはこだわるという。
編集部の読み同じ写真でも、印刷へ向けて色を選ぶ判断は時間とともに変わる。撮影の瞬間だけで川内の表現を捉えると、この工程が見えにくい。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
掲載方針
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