KEY PERSON PROFILE
蓮沼 執太
はすぬま しゅうた / Shuta Hasunuma

- 音楽家
環境音や電子音から音楽をつくり、ソロ、小編成のチーム、大編成のフィルを行き来する音楽家。蓮沼執太フィルを主宰し、展示や映像の音楽も手がける。作曲と他者との合奏を通じて、音の聴き方を探っている。
出典 3件
基本情報
- 主な役割
- 音楽家
- その他の役割
- アーティスト
- 出身
- 東京都
- 専門領域
- 作曲と集団による音の表現・電子音楽・合奏・サウンドアート
- 主な業界
- 音楽・アート・映像
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
環境音と電子音の作曲
録音した環境音、コンピュータで生成した音、メロディーや和声を組み合わせる。自分で集めた音も制作の材料にする。
集団の編成と演奏方法
チームとフィルで譜面や編曲の進め方を変える。メンバーの経験や演奏の仕方を取り込みながら、集団ごとの音楽をつくる。
録音と実演の違い
演奏すると消えていく音を録音に残す際、勢いを失う懸念もあると語る。ライブの再現だけでなく、スタジオ作品としての形を考える。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
1983年、東京都生まれ。大学で環境学を学び、環境音の記録や電子音の制作を始めた。2006年に米国Western Vinylからアルバムを発表。コンピュータでつくる音を生楽器に置き換える試みとして、2008年に蓮沼執太チーム、2010年に蓮沼執太フィルを始めた。合奏と並行してニューヨークでの滞在や展示制作を経験し、映像や舞台の音楽へも活動を広げる。2023年にソロ作品『unpeople』、2025年にチーム初のアルバム『TEAM』を発表。編成と制作方法を変えながら、録音と実演の関係を考えている。
年表
東京都に生まれる
幼稚園でエレクトーンを習い、小学校では合唱の伴奏も経験したと語る。
環境音の記録と音楽制作を始める
環境学での録音や、レコード店で働きながら触れたサンプラーをきっかけに音をつくった。
- 転機
米国レーベルからデビュー
Western Vinylから、自身の名を冠したアルバム『Shuta Hasunuma』を発表した。
音を集めて試す → 作品としてアルバムにする
音楽家になる道を最初から決めていたというより、作品をつくる方法として音を選んだ。
- 転機
蓮沼執太チームを始める
電子音を生楽器に置き換えて演奏するため、ツインギターとツインドラムの編成を組んだ。
コンピュータで音を制作する → 生楽器を持つ他者と合奏する
スピーカーから音を流すことに加え、人が演奏する場で何が起きるかを試すため。
蓮沼執太フィルを結成
他者との合奏による表現を探り、より多人数の演奏家による編成へと広げた。
滞在と録音作品を重ねる
2013年にACCの助成でニューヨークへ滞在。2014年にはフィルのアルバム『時が奏でる』を発表した。
展示空間でも作品を発表
資生堂ギャラリーでの個展「 〜 ing」や、ニューヨークのPioneer Worksでの展示を行った。
ソロ作品『unpeople』を発表
集団での活動と並行し、ソロのアルバムを発表。立体音響や展示空間での表現も行った。
チーム初のアルバム『TEAM』
ライブで演奏してきた曲を録音し、スタジオ作品として残した。2024年の久々の再演が制作の契機となったという。
配信と展示の案内を公開
公式サイトで10月7日の新曲リリースと、活動20周年のアルバムジャケット展が案内されている。
代表作と活動
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
蓮沼執太フィル
多人数の奏者と合奏する編成。本人が作曲や編曲、譜面を書き、奏者と調整しながら音楽をつくる。
unpeople
ソロ名義のアルバム。録音作品に加え、立体音響空間やインスタレーションでも展開する制作につながった。
TEAM
蓮沼執太チーム初のアルバム。ライブで演奏してきた曲を録音し、ジョン・マッケンタイアがミックスを担当した。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸一人で音を組み立てることと、他者が演奏することの違いを、編成や制作方法を変えながら試す。
チームとフィルでは、つくり方も変える
本人の発言・行動2026年の取材で、フィルでは基本的に自分が編曲と譜面を用意する一方、チームではほとんど譜面を使わないと説明した。即興演奏だけに任せるという意味でもないという。
編集部の読み人数の大小だけでなく、音の組み立て方や奏者との関わり方によって集団を使い分けていると読める。
環境を観察し、音を集める
本人の発言・行動2013年の取材で、環境音の録音を、音感の有無よりも現象を観察することに近いと説明した。大学での記録が制作のきっかけだったという。
編集部の読み音楽を楽器の演奏だけに限定せず、周囲の音を聴く行為から捉える入口がある。誰もが同じように制作できるという保証ではない。
別の表現に触れて、自分の実演を考える
本人の発言・行動2025年のluteの取材では、ニューヨークで見たポーリン・オリヴェロスの公演を、音楽観を変えた経験の一つに挙げている。
編集部の読み自分が音を出す技術だけでなく、他者の表現を聴く経験も、実演を考える材料にしていると読める。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
記事・インタビュー
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