KEY PERSON PROFILE
井庭 崇
いば たかし / Takashi Iba

- 慶應義塾大学 総合政策学部 教授
経験者の実践の知恵に名前を付け、他の人も使える言葉にするパターン・ランゲージを研究する。学びや協働、暮らしへ応用し、一部の専門家に限らず、誰もが日々つくることを楽しめる社会を考えている。
出典 2件
基本情報
- 主な役割
- 慶應義塾大学 総合政策学部 教授
- その他の役割
- 創造とパターン・ランゲージの研究者
- 専門領域
- 創造の研究と実践知の共有・パターン・ランゲージ・創造的な学び
- 主な業界
- 教育・研究
専門テーマ
公開情報と根拠資料から確認できる、代表的な専門領域です。
パターン・ランゲージ
経験者の実践の知恵を記述し、名前を付けて共有する方法を研究する。取り組み方に加え、大切にすることとその理由も伝わる表現を重視する。
創造の過程の研究
創造を一度のひらめきに限らず、小さな発見が続いていく過程として捉える。自らの制作経験と、創造する人への研究から論じている。
創造的な学び
何かをつくり、その過程で生じた問題に取り組むことを学びの機会とする。子どもだけでなく、大人や支援者も一緒に参加するあり方を考える。
経歴
確認できる出来事を年代順に掲載しています。転機は年表内に示します。
井庭は慶應義塾大学で学び、2003年に博士号を取得した。複雑系やオープンな協働の研究から、創造の過程と、それを支える知の共有へ関心を広げる。2009年のラーニング・パターンでは、学びの実践を言葉にして共有した。2014年にクリエイティブシフトの代表に就き、教育や福祉などへパターン・ランゲージを展開。2018年から総合政策学部教授を務める。研究室で学生と本を一冊つくる経験や、家庭で共につくる経験も重視し、手順の伝達だけでなく、実践の意味を考え合うための言葉を研究している。
年表
環境情報学部を卒業
慶應義塾大学環境情報学部を卒業し、同大学大学院へ進んだ。
学びの知恵を言葉にする
ラーニング・パターンを作成。同年、MITの集合知研究センターで客員研究員として研究した。
- 転機
クリエイティブシフト代表へ
パターン・ランゲージの研究と社会での実践をつなぐ会社の代表取締役社長に就いた。
研究室で知をつくる → 社会の現場とつくる
それぞれの領域で、自ら実践の知恵を言葉にする担い手を増やす必要がある。
総合政策学部教授へ
准教授を経て教授に就任。2026年7月更新の大学研究者情報でも現職を確認できる。
- 転機
創造的な学びを論じる
編著『クリエイティブ・ラーニング』の刊行に合わせた対談で、共につくりながら学ぶ教育を語った。
学びを支える方法を研究する → 自分も共につくる
一部の作業だけでなく、途中の問題を含むひとまとまりの仕事を経験するため。
研究と主な仕事
公開資料で確認できる主な仕事です。年表と重なる項目は該当する時期へ案内します。
ラーニング・パターン
学びの実践の知恵を言葉にしたパターン・ランゲージ。2009年の作成が、庭プロジェクトの研究会報告で紹介されている。
旅のことば
井庭崇・岡田誠編著。井庭研究室などが、認知症とともによりよく生きるためのヒントをまとめた。制作には学生も参加した。
クリエイティブ・ラーニング
創造することを通じた学びと教育を論じる編著。刊行時の対談では、支援者も共に面白がり、つくる側へ加わることを語っている。
考え方
公開発言と実践をもとに、出典のある論点を編集部が整理しました。
一貫している軸実践の知恵を共通の言葉にし、人が自分でつくり、他者の経験からも学べるようにする。
方法と一緒に、その意味も伝える
本人の発言・行動IPAの取材で、井庭はパターンには取り組み方だけでなく、何が大切か、なぜ大切かも含まれると説明する。単なる便利なテクニックとして受け取ると、重要な側面が抜けるという。
編集部の読み実践をそのままコピーさせるのではなく、自分の状況で意味を考えるための言葉として位置付けている。
教える人も共につくる
本人の発言・行動2019年の市川力との対談で、井庭は大人も子どもと一緒に活動を楽しむ関わり方を語った。研究室でも、本の文章と図やデザインを一貫してつくるという。
編集部の読み人に何かをさせる役割だけにとどまらず、支援する側も実践の中で学ぶという姿勢が読み取れる。
人と違う成果だけを目標にしない
本人の発言・行動庭プロジェクトの研究会では、他者との比較を伴う独創性と、目の前の問題を解いたり必要なものをつくったりする創造性を分けて説明した。
編集部の読み創造を一部の著名な人の能力へ閉じず、日常の実践を考える言葉へ戻そうとしている。本人の社会像であり、到来が確定した未来ではない。
本人の言葉で知る
取材・登壇・著書など、本人の発言をたどれる公開資料です。
参考資料
経歴と考え方の確認に使った全資料です。最終参照日と、記載がある場合は公開日も示します。
公式情報
記事・インタビュー
掲載方針
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